【画像・動画あり】スカイライン・ケンメリとはどんな車!?

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スカイライン2000GT-X

出典 – http://www.mad4wheels.com/

数々の伝説を残してきた名車、日産スカイライン。その歴代モデルのなかでトップセールスを記録したのが「ケンメリ」の愛称で親しまれた4代目スカイラインです。旧車好きの人達には「ハコスカ」と並んでよく語られる1台でもあります。

そんなケンメリとはどのような車なのか?ケンメリと呼ばれる理由から幻のGT-Rの秘密まで余すことなく魅力をご紹介していきます!

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4代目スカイライン「ケンメリ」

初代スカイラインが登場したのは1957年。現在の最新モデルは13代目にもなる歴史深い車のひとつです。その歴史のなかで4代目として登場したのが通称「ケンメリ」と呼ばれる日産スカイライン(C110型)。1972年~1977年までの5年間販売されていました。

ちなみに、初代と2代目のスカイラインは富士精密工業(プリンス自動車工業)によって生産・販売されています。そのため初代と2代目は「プリンス・スカイライン」と呼ばれています。3代目の通称「ハコスカ」以降は、プリンスを吸収合併した日産自動車が生産しています。

愛称「ケンメリ」の由来とは?

愛称のケンメリは、「ケンとメリーのスカイライン」という広告のキャッチコピーからきています。

若いカップル(男性のケンと女性のメリー)がスカイラインで日本各地をさわやかに旅するというCMがシリーズで放送され、CMの挿入歌として流れたBUZZの「ケンとメリー〜愛と風のように〜」がオリコンランキングで19位にランクインしたり、CMに登場した木が「ケンとメリーの木」と名付けられ観光名所(北海道上川郡)になるなど社会現象といえるほどの話題となりました。

これがそのCMです。

今見ても素晴らしいフォルムですね。ブルーが良く似合います。「愛のスカイライン」はハコスカ時代の1969年から継続して用いられたキャッチコピーです。

歴代最高の販売台数

初代スカイラインからモータースポーツに参戦しており、3代目ハコスカGT-Rの49連勝は伝説として広く知られています。そのため、スカイラインは「羊の皮を被った狼」と称されるほどレースカーとしてのイメージが強くありました。

ところが4代目からは「誰でも乗れる車を」という当時の社長の要望から、一般向けの商品寄りに開発・拡販されるようになりました。結果、若者をターゲットとしたケンとメリーのCM効果や、レースで活躍した抜群のネームバリューもあいまって、販売台数は歴代最高の67万台の大ヒットとなりました。ちなみに、2位が5代目の通称ジャパンで約54万台、3位が3代目ハコスカで約31万台です。

7代目スカイラインまで設計を担当した故・櫻井眞一郎氏は生前、拡販路線を狙った軟派な印象のケンメリに対して不本意だと語っていました。ハコスカのように運転技術が求められる玄人好みの車をつくりたかったようです。ですが、筆者的にはケンメリが一番モータースポーツよりなデザインだと思っていて、見た目では歴代スカイラインのなかで最も好きなモデルです。

ケンメリ徹底解剖!

個性的なデザイン

日産スカイライン2000_GTX-E

出典 – https://ja.wikipedia.org/wiki/

なんといってもルーフからテールにかけての直線的なライン、丸型4灯ランプが配置されてキュッとしまったお尻が最高です。このスカイラインのアイデンティティである丸型4灯式テールランプはケンメリで初めて採用され、その後10代目のR34スカイラインまで継承されています。

また、太目のCピラーや、リアタイヤの上を走る絶妙なサーフィンラインもケンメリの特徴です。サーフィンラインとは、車体後部からリアタイヤをまたいでフロントタイヤまで伸びるブレスライン(折り目)のことです。この車は後方斜め45度からのビューがおすすめNO.1です!

日産スカイライン「ケンメリ」(ダットサン)インパネ周り

出典 – http://jdmchicago.com/wp/

インパネ周りは大小7つのメーター類が横に並んで配置されたシンプルなものです。シンプルながらもバランスが絶妙でかっこいいですね~。

ボディバリエーション

ボディバリエーションは次の3パターンです。

  • 4ドアセダン(ショートボディ、ロングボディ)
  • 5ドアステーションワゴン
  • 2ドアクーペ(ショートボディ、ロングボディ)
日産スカイライン「ケンメリ」4ドアセダン

出典 – https://ja.wikipedia.org/wiki/

基本の4セダン。ヨンメリと呼ばれることがあります。4「ヨン」枚ドアのケン「メリ」からきています。

日産スカイライン「ケンメリ」5ドアステーションワゴン

出典 – http://www.favcars.com/

5ドアステーションワゴン。乗用車向けの「ワゴン」と商用車の「バン」があります。上の写真はバンタイプです。

日産スカイライン「ケンメリ」2ドアハードトップ

出典 – http://www.favcars.com/

2ドアクーペ。ケンメリといえばこの2ドアハードトップが真っ先に思い浮かびます。ハードトップとはBピラー(窓と窓の間の柱)を持たない形状のことですが、より開放感やスポーティさが出ています。

世界で197台だけ!ケンメリGT-Rとは?

GT-Rとはグランドツーリングレーシングの略で、レース用にグレードアップされたスカイラインのことです。とはいってもレース用だけでなく市販もされています。ハコスカで初めてGT-Rのグレードが設定され、レースにおいて輝かしい功績を残したのは先ほどご紹介したとおりです。

そして実はケンメリにもGT-Rグレードが存在しています。通常モデルが発売した4か月後に登場しました。

通常モデルとの違い

日産スカイライン「ハコスカ」GT-R

出典 – http://sf.co.ua/

ケンメリGT-Rは2ドアハードトップ2000GTをベースにつくられていて、ハコスカGT-Rと同じくS20型直列6気筒の高回転型エンジンが搭載されています。

通常モデルとの主な違いは、

  • フロントのグリルが黒く塗装されている。
  • 黒いオーバーフェンダー装備
  • リアスポイラー装備
  • ボディサイドに赤バッジがついている
  • ダッシュボードがアルミ仕様
  • スピードメーターのMAXが240kmに変更
  • サポート性の高いフルバケットシートを採用
  • 足回りの強化

など多岐に渡ります。最高グレードにふさわしい装備です。

なぜ197台のみ生産?

ケンメリGT-Rは1973年1月~4月までのわずか4か月間のみの販売でした。生産台数は197台に終わり、そのうち2台は試作車だったので実質販売されたのは195台です。

これだけの短期間で生産中止となった理由は、昭和48年度排出ガス規制にあります。S20型はこの規制をクリアできないエンジンだったこと、また、もし規制に適合させようとすると莫大な費用がかかることから止む無く生産終了することになりました。

そもそもケンメリはファッション性重視で開発されたため、ケンメリGT-Rも当初からレース参加用として生産されたものではありませんでした。

ケンメリを購入するには!?

インターネットで中古車を検索すると10台前後確認できます(2016年4月現在)。一番安いものでも400万円ほどしています。

購入を検討している場合は、ネットに掲載している中古車販売店や旧車専門店などに相談するといいでしょう。

幻のケンメリGT-Rは購入できる?

今回、GT-Rを3台発見できました。たまたまタイミングがよかったのかもしれません!もちろんインターネットに掲載していない個体が存在している可能性は十分あります。

GT-Rの中古車には「オリジナル」と「GT-R仕様」の大きく分けて2パターンあります。オリジナルはもともとGT-Rとして販売されたもので、GT-R仕様は通常モデルにGT-Rと同じパーツなどを装備してGT-Rっぽくしている場合をいいます。

なかにはBNR32のベースにノーマルケンメリのボディを載せかえ、GT-Rの装備を完備して販売している業者さんもあります。エアコンやパワステなど近代的な装備がされているので気軽に旧車を楽しめるというメリットがあります。

ただ、オリジナルでもパーツが多く変更されていたり、ほとんどレストアされている場合もあるのでケースバイケースとなるでしょう。ケンメリを買おうとする人であれば大丈夫だと思いますが、購入を検討する際は細かく販売店に確認するようにしましょう。

ちなみに、今回ネットで見つけた3台はすべてオリジナルGT-Rでしたが、うち1台はSランクでとても綺麗でした。写真を見る限りほぼオリジナルのままです。価格は応相談となっていますが3,000万円ほどになるのではないかと思います…。残り2台は状態のよいレストア済の車で、価格は2,000万円前後でした。

レンタカーで楽しむ!

ケンメリを購入しようと思っても、なかなか簡単に手がでるものではありません。そこでおすすめなのがレンタカーで楽しむ方法です。

旧車・名車の専門店『RockyAuto』さん、スポーツカーや旧車専門のレンタカー『fun2drive』さんなどレンタルできるお店がいくつかあります。

※オリジナルのケンメリではありません。

料金をロッキーオートさんを例にご紹介しますが、1時間8,000円、6時間15,000円、10時間19,000円、24時間29,000円、48時間39,000円となっています。通常のレンタカーに比べると割高ですが、気軽にあこがれの旧車に乗れると考えると十分価値があるといえます。

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