スズキの軽自動車「アルト」が2018年春にマイナーチェンジをおこなう予定です。
予想される主な変更点は次のとおり。
- 内外装のデザイン変更
- S-エネチャージの採用
- 安全装備の充実
今回は新型アルトの変更点や発売日の最新情報など詳しくご紹介します!
この記事の目次
スズキ・アルトとは
1979年デビュー。現行は2014年登場

現行アルト
スズキ・アルト(ALTO)は1979年に初代モデルが登場。現行は2014年にフルモデルチェンジを受けたで8代目モデルです。
最近は室内空間の広さが売りのハイトワゴンが人気ですが、ベーシックなハッチバック型をキープし、低価格で低燃費という軽自動車の基本を押さえてます。
多くの人々に長く支持される理由となっています。
優れた燃費性能が魅力

新プラットフォーム「HEARTECT」を採用
現行アルトは、新型プラットフォームを採用したことで軽量化に成功。
パワートレインは、エネチャージの搭載で発電用に使用するガソリン消費を最小限にし、燃費は37km/Lを実現。これはハイブリッド車を除くガソリン車でNo.1の記録です。
本体価格は84.7万円から。基本モデルのほかに、走りの楽しさを追求した「ターボRS」や「ワークス」など、多くのグレードがラインナップされています。
新型アルトのマイナーチェンジ内容まとめ
エクステリアの変更点
▼現行アルトの外観
新型アルトの外観に関する情報は今のところ発表されていません。
現行アルトは、先代までとは大きく異なる外観へと変貌を遂げたモデルですので、特別大きな変化があるとは考えにくいです。
しかし、これまでのマイナーチェンジでは、ヘッドライトやバンパー、グリル形状などが手直しされてきました。今回も何らかの変更によってさらに魅力的なエクステリアに改良されるでしょう。
▼現行アルト ターボRSの外観
▼現行アルト ワークスの外観
ボディカラーに新色追加予定
カラーラインナップも変更される模様です。残念ながらまだ詳細は不明。
▼現行アルト
- ピュアレッド
- シフォンアイボリーメタリック
- フィズブルーパールメタリック
- アーバンブラウンパールメタリック
- ブルーイッシュブラックパール3
- シルキーシルバーメタリック
- ピュアホワイトパール
- ピュアレッド (ミディアムグレー2トーンバックドア)
- ブルーイッシュブラックパール3(ミディアムグレー2トーンバックドア)
- ピュアホワイトパール (ミディアムグレー2トーンバックドア)
- シルキーシルバーメタリック(ミディアムグレー2トーンバックドア)
ノーマルのアルトにはバッグドアがミディアムグレーの2トーン仕様が用意されています。マイナーチェンジではバッグドアの色が変更されそうな予感。

ブルーイッシュブラックパール3(2トーン)
▼現行アルト ターボRS
- ピュアホワイトパール
- ピュアレッド
- ブルーイッシュブラックパール3
▼現行アルト ワークス
- スチールシルバーメタリック
- ピュアホワイトパール
- ピュアレッド
- ブルーイッシュブラックパール3
インテリアの変更点
エンジンルームを最小化することによって室内長は2,040mm。軽セダンの中ではトップクラスの広さです。
なるべく心地よくゆったりと乗ってほしい、そのための工夫がいくつもあります。
▼現行アルトの内装
大きく見やすいメーター類やシンプルですっきりしたインパネ周り。グレードによってはシートリフターやステアリングのチルト機構も備えているため、運転疲れのしにくい設計となっています。
あると便利な収納ですが、4㎏の耐荷重でバッグもかけられるフックや、ペットボトルだけでなく紙パックが立てられるドリンクホルダーなど、痒い所に手が届く仕様となっています。
現行モデルのいいところはそのままに、新型アルトではさらに快適な車内空間を期待したいですね。
▼現行アルト ターボRSの内装
エクステリアと同様、赤のアクセントカラーを取り入れた室内空間。
スポーティーなデザインの多機能メーターも走りの歓びを演出しています。
▼現行アルト ワークスの内装
ワークスの名に相応しい無機質でクールなインテリア。
専用開発のレカロシートを採用する本格さもマニアにはたまらないポイント。スポーツ走行を見据えたホールド性と長時間の運転でも疲れにくい快適性を両立しています。
パワートレイン変更や燃費の向上について
現行アルトのパワートレインには「エネチャージ」が採用されています。
ガソリンを無駄遣いすることなくエネルギーを電気に変えて充電するエコシステムは、アルトの燃費を極限まで伸ばすことに成功しました。
今回のマイナーチェンジでは、そのエネチャージの進化版「S-エネチャージ」の搭載が予想されています。
S-エネチャージとは
従来のエネチャージは、電装品に使う”電気をいかに生み出すか”という点で優れており、発電のためにガソリンを使わないことで燃費向上に役立ってきました。
それに加えてS-エネチャージでは、生み出された”電気をいかに使うか”という点で進化が見られ、これまで不可能だったモーターによるエンジンアシスト機能が追加されています。
エンジンアシストによって加速時のパワーをモーターが補助してくれるようになり、さらなるエコドライブが可能となります。
またアイドリングストップ後には、スターターモーター機能を用いた静かでスムーズなエンジン再始動を可能とするなど、快適なドライブにも貢献しています。
S-エネチャージをさらに進化させたハイブリッド車となる可能性も
新型ワゴンRや新型スペーシアには、S-エネチャージをより進化させたハイブリッドシステムが導入されました。
ややこしいのですが、S-エネチャージもワゴンRなどに搭載のハイブリッドシステムも”マイルドハイブリッド”という括りは一緒です。
新型アルトも、S-エネチャージをすっ飛ばして、新マイルドハイブリッドを採用してくるかもしれません。現在S-エネチャージを搭載するのはハスラーだけになってしまいましたし可能性は十分あります。
ただ、マイナーチェンジという点や、現行でもリッター37kmと優れた燃費性能を備えていることを考えると、やはりS-エネチャージをチョイスし、価格の上昇も抑えるのではないでしょうか・
燃費40km/L達成はあるか
S-エネチャージの採用によって、軽自動車初の40km/L到達に期待がかかります。
しかし、現行でも37km/Lという燃費を叩き出しているアルトです。加速時のパワーアップやスムーズなエンジン始動など、走行性能全体のグレードアップのほうが受ける恩恵が大きいかもしれません。
「デュアルセンサーブレーキサポート」を搭載
スズキの予防安全装備「デュアルセンサーブレーキサポート」は、レーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせた先進安全技術。最近では新型ワゴンRや新型スイフトに搭載しています。
現行アルトに搭載されている「レーダーブレーキサポート」は、作動対象が自動車などに限られていましたが、新型アルトでは歩行者も認識できるようになります。
その他にも以下の通り、多くの安全機能が拡張されますので、より安心して運転できます。
▼従来の「レーダーブレーキサポート」の機能
- 誤発進抑制機能
- エマージェンシーストップシグナル
- ESP(R)車両走行安定補助システム
↓
▼「デュアルセンサーブレーキサポート」の機能
- 誤発進抑制機能
- 車線逸脱警報機能
- 車線逸脱抑制機能
- ふらつき警報機能
- 先行車発進お知らせ
- ハイビームアシスト機能
- エマージェンシーストップシグナル
- ESP(R)車両走行安定補助システム
※車種によって搭載機能が異なります。
アルトのおすすめ動画♪
販売価格を予想
アルトの現行モデルは84.7万円~124万円。
ベースグレードの価格は据え置かれると仮定して、S-エネチャージ採用グレードで+2万円~、デュアルセンサーブレーキサポート搭載モデルで+10万円弱の価格アップが見込まれます。
そうすると新型アルトは84.7万円~134万円あたりになるでしょう。
新型アルトの発売日
2017年12月と予想されていた発売時期ですが、結局何の音沙汰もなくスルー…。
最新情報では2018年3月〜5月の発売が見込まれています。※カーミューズでは5月を有力視。
まずはスズキからの公式な発表を待ちたいところです。
新たな情報がわかり次第お伝えしますのでお楽しみに!