「家族が急病で倒れてしまった」「機械で指を深く切ってしまった」など、緊急かつ重大な病気や怪我をした際に「119番」で駆けつけてくれる救急車。迅速な出動、治療で多くの人の命を助けてくれる、なくてはならない存在です。
ですが意外と知られていないのが「救急車を要請したら費用ってかかるの?」というもの。
ということで今回は、救急車の費用にまつわる疑問についてまとめました!いざという時の参考にしてもらえればと思います。
この記事の目次
救急車の費用って無料なの?
いきなり結論からお伝えしますが、現在救急車の利用は無料です。ありがたいことですね。
ただし、当たり前ですが、あくまで救急車の利用に対する費用が無料であって、病院での診察や治療にかかった料金などは別途かかりますのでご注意下さい。
さらに、搬送先の病院によっては「特定療養費」という自費扱いの費用が別途かかる場合があります。各病院が自由に定めて請求している代金なのですが、軽傷であるにも関わらず救急車で搬送されて治療を行った場合に追加費用として支払う必要があるようです。
ちなみに費用は1,000円~9,000円ほどと病院によって幅があります。搬送された病院の判断になるので、これはどうしようもないところですね・・・
今後は有料になる可能性がある?
なぜ救急車は無料で利用できるのかというと、各地方自治体が負担してくれているからです。税金で支払われているということですね。
そして救急車が1回出動するのに、およそ45,000円もかかっています。そんなに高いの?と思われるかもしれませんが、救急隊員の人件費や救急車のメンテナンス代、治療に使う医療器具代など必要な予算は多くあります。
ところが、現在は無料の救急車が、将来的に有料になる可能性が出てきました。財務省より救急車の一部有料化が提案されたのです。
有料化を検討する理由は、年間2兆円にものぼる消防関連予算の削減です。
搬送された人のほとんどが軽傷者
予算が膨れ上がる背景には、緊急出動が増加し続けていることがあげられます。
全国の救急車の出動件数は年間で591万件(2013年度)にもなり、約5.3秒に1回出動していることになります。ここ10年間でなんと20%増しにもなっているんです。
また、出動回数が20%増加したのに対し、救急隊員の増加率は7%と隔たりがあるので、以前は救急車を呼んでから到着するまでの時間が約5分だったのに、現在は8分以上もかかるようになってしまっています。素人目に見ても3分の増加は生存率に大きく関わることが想像できてしまいます・・・
そして驚くことに、実際に搬送された約半分の方が軽傷という事実があります。「軽症」とは入院しての治療が必要なく、外来受診で治療が終わった方を指します。
今回の一部有料化の「一部」とは、このように「軽傷」と判断された方を対象にしています。
救急車を要請するビックリする理由
消防庁から紹介されている、実際にあった救急車の要請理由です。
- 蚊に刺されてかゆい
- 海水浴に行って、日焼けした足がヒリヒリする
- 紙で指先を切った。血は止まっているが・・・
- 病院でもらった薬がなくなった
- 今日入院予定日だから、病院に行きたい
- ヘルパーを呼んだが来てくれなかったので、代わりに救急車を呼んだ
- 病院で長く待つのが面倒なので、救急車を呼んだ
出典 – 救急車利用マニュアル
すごい理由ばかりですね(笑)
こういう利用者がいることで、救急車の出動要請が増加して税金も無駄に使われてしまい、本当に緊急を要する患者さんのもとへ迅速に駆けつけることができないといった最悪の流れがおおきてしまいます。
しかし、ほとんどがモラルが低い自分勝手な利用者だと思われる反面、なかには高齢者を中心に本当に不安になって要請しているケースも多くなっているようです。
消防庁からも、実際に救急車を呼ぶべきか迷った時は各都道府県にある相談窓口に電話で相談することを勧めています。
有料化には賛否両論
救急車費用の有料化には賛否両論があります。
軽傷で救急車を呼ぶケースが大幅に減少すると思われるので、
次のようなメリットが考えられます。
- 救急隊員不足の解消
- 救急車を呼んでから到着までの時間短縮
- 有料化による税収の増加と消防関連費用の削減
反面デメリットとして
- お金のために救急車要請の判断が遅れたり、我慢し最悪の事態に
- お金持ちの人が、軽傷でも頻繁に救急車を利用する可能性
- 軽傷の判断基準を今まで以上に明確にしないとトラブル多発
というように、すばらしいプラス面がありますが、解決しないといけないマイナス面も多いように思います。
有料化になった場合の費用はどれくらい?
先ほどもご紹介しましたが、現在日本では一回の出動に45,000円ほどの費用がかかっていると言われています。
ここはあくまで推測になりますが、先ほどあげた有料化のデメリットを考慮すると、現状の3分の1の15,000円ほどが妥当なところではないでしょうか。
ちなみに海外では有料の国がほとんどなのですが、主要国を見てみると10,000円~30,000円ほどです。(例:マドリッド11,000円、パリ23,000円、サンフランシスコ30000円)
また無料の国では、緊急の患者ではないと判断された場合、乗せなくてもよいという制度になっていることが多いようです。これはこわすぎです。うまく症状を伝えられないと終わりですね・・・
まとめ
無料で安心して利用できる反面、到着時間が遅れてきているなど、すぐにでも解決すべき点も出てきています。
消防庁には、本文でもご紹介したような相談窓口や、適正利用に関する知識などを予算をかけてでももっと積極的に発信してほしいですね。
有料化による解決は残念な気もしますが、現状のままではそう遠くない将来に有料化が実現するかもしれません。
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