スバル新型3列SUV『アセント』をLAショーで発表。日本導入の可能性や発売日は?

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スバルはロサンゼルスオートショー2017で、ファミリーユーザーをメインターゲットとした新型3列シートSUV『ASCENT(アセント)』を世界初公開。スバル最大のボディサイズを擁し、7人/8人乗車が可能な大型SUVです。

本記事では、アセントのデザインや性能、発売日などをご紹介するとともに、気になる日本導入の可能性についても検証しています。

LAオートショー’17でワールドプレミア

2017年11月28日(火)、米国で開催されたロサンゼルスオートショーのプレビューイベントにおいて、スバルのラインアップで最も大きなサイズとなる新型3列SUV「アセント」をワールドプレミアしました。

2017年4月のニューヨーク国際自動車ショーで公開された「アセントSUVコンセプト」の市販型となり、2005年から2014年にかけて製造・販売されていた「トライベッカ」の後継モデルにあたります。

スバルはアセントについて次のように説明しています。

SUBARUが北米市場での更なる成長を追求し、特にファミリーユーザーに向けて新規開発した3列ミッドサイズSUVです。

スバルは、”ミッドサイズSUV”と紹介していますが、全幅は1900mmを超えており、日本市場では”大型SUV”に分類されるサイズです。

アセントの主な特徴

スバルグローバルプラットフォームを採用

アセントの基礎となるのは「SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバルグローバルプラットフォーム)。2016年10月に発売した新型インプレッサで初採用された次世代プラットフォームです。

設計を見直し剛性が高められたことにより、直進安定性や操舵応答性の向上、快適な乗り心地の実現、振動騒音の低減など、クルマに求められる基本性能が高い次元に引き上げられています。また、クラストップの危険回避性能や3列目シートも含めた乗車保護性能にも寄与し、安全面の向上も図っています。

“DYNAMIC x SOLID”に基づいたデザイン

スバル・アセントのエクステリア(フロント)

スバル・アセントのエクステリア(リア)

スバルの共通デザインフィロソフィー“DYNAMIC x SOLID(ダイナミック ソリッド)”を取り入れ、SUVらしいパワフルさや存在感、機能性を表現。

現行モデルでいうと、レガシー・アウトバックのフロントマスクとフォレスターのボディフォルムをかけ合わせたようなエクステリアですね。

DYNAMIC x SOLIDの特徴は、コの字型のポジションランプとヘキサゴン(六角形)グリル。
この2点を織り込みつつ、それぞれの車種のキャラクターにあわせたフロントマスクに仕上げられています。アセントでは、フロントバンパーのスキッドプレートや塊感のあるボディ構成によって力強さを体現しています。

スバル・アセントのインテリア(前席)

スバル・アセントの室内空間

インテリアは、直線的で重厚感のあるセンターゾーンが印象的。縦に長いエアコンルーバーや大きなアームレストなどが、これぞ”ザ・SUV”という力強さを感じさせます。また、ダッシュボード下からドアトリムへと連なるソフトパッドが、ダイナミックで広がりのある室内を表現しています。

乗車定員は7名もしくは8名から選択可能。7名乗車モデルのセカンドシートには左右独立のキャプテンシートをスバル車で初採用し、中央のスペースからサードシートへ移動することができます。7名乗車モデルのセカンドシートは3名掛けのベンチシートを採用。どちらの仕様でも、家族全員がゆとりをもって移動できる室内空間を有しています。

アセントのパワートレイン

エンジンは、新開発の2.4L 4気筒水平対向直噴ターボエンジンを搭載。3.5L 6気筒エンジン並のスムーズでパワフルな加速性能をもっています。

これに、スポーツリニアトロニック(CVT)やスバル独自の4輪駆動システム「シンメトリカルAWD」、悪路走破性を高める「X-MODE」といったテクノロジーが組み合わされ、走りの愉しさや安定性を実現しています。

パワートレイン主要スペック
エンジン 2.4L水平対向4気筒DOHC 直噴ターボ
 -型式FA24型
出力260hp / 5600rpm
トルク277lb-ft / 2000-4800rpm
トランスミッションスポーツリニアトロニック※
駆動方式シンメトリカルAWD

※リニアトロニック: フル電子制御自動無段変速(CVT)

運転支援システム「アイサイト」を標準装備

運転支援システム「EyeSight(アイサイト)」とヘッドアップディスプレイ「アイサイトアシストモニター」が全車標準装備されます。主な機能は、プリクラッシュブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、車線逸脱警報、ふらつき警報など。

最上級グレードの「ツーリング」には、フロントグリルに装着されたカメラの映像をマルチファンクションディスプレイに表示し、前方/左前方の死角を確認することで安全運転を助けてくれる「フロントビューモニター」を装備。さらに、後方の状況をルームミラーに映し出す「スマートリアビューミラー」も採用されています。

日本導入の可能性は

アセントは米国で生産され、2018年初夏に販売を開始する予定です。そして気になる日本への投入についてですが、”北米市場専用新型車”とスバルが説明していることから、現時点では国内発売の見込みはありません。理由は、国内の道路事情には大きすぎるサイズです。

[参考]ボディサイズ比較

※単位:mm

全長全幅全高ホイールベース
アセント4998193018192890
エクシーガ クロスオーバー74780180016702750
マツダ・CX-84900184017302930
トヨタ・ランドクルーザー4950198018702850

アセントの全長はほぼ5000mmとランドクルーザーを凌ぐ大きさ。全幅も1900mmをオーバーしています。2017年12月に発売されたマツダ・CX-8など、3列シートを装備するクロスオーバーSUVも存在しますが、それらよりも一回り大きいサイズでとなり、本格SUVのランクルと同等クラスです。スバルには7人乗りのエクシーガ クロスオーバー7が既にラインナップされているので、やはり日本で発売される可能性は現状かなり少ないでしょう。

トヨタ・ランドクルーザー

[参考]トヨタ・ランドクルーザー

とはいえ、トヨタではランドクルーザーのほかにも、ピックアップのハイラックスを逆輸入で市販化するなど、ニッチなニーズに応えている例もあります。体力のあるトヨタだからといえばそれまでですが、商品ラインナップ拡大のために将来的に発売する可能性は完全ゼロではないと思います。

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