あなたはATFの役割や正しい交換時期をご存知ですか?
ATFとは「オートマチック・トランスミッション・フルード」の略で、ギアのオートマチックシステムの中に使われているオイルのことです。
エンジンオイルの交換が必要なことは、車を所有している方であればご存知かと思いますが、ATFに関する知識となると理解していない人が多いようです。
ATFの役割
一般的にATFと呼ばれていますが、他にも「オートマオイル」、「オートマチックオイル」「ATFオイル」、「ミッションオイル」などと言う人もいます。
手動でギアを変更するMT(マニュアル・トランスミッション)に対し、自動でギアを変えてくれるのでとても便利なAT(オートマチック・トランスミッション)。そんなATのギアチェンジを潤滑に行えるようにしたり、エンジンの動力をタイヤに伝えたりしているのがATFです。
そのほかにも、変速制御や冷却など、潤滑油・作動油として多くの役割を担っています。意外と知られていませんがとても重要な存在なんです!
その為、エンジンオイルと比べて使用するオイルの量が多く、エンジンオイルが2~4リットルなのに対し、ATFは6~10リットルと倍以上必要になります。2リットルのペットボトルが5本と想像するとかなりの量ですね。
ちなみにエンジンオイルと分かりやすく区別するために、ATFの色は赤や緑に色付けされています。
ATFの交換
交換しないとどうなる?
いろいろな役割をこなしているATFなので、使用年数や走行距離が多くなってくると徐々に劣化し、不純物も増えていきます。
劣化したATFを使用していると、ギアを円滑に変速したり、エンジンの動力をタイヤに伝えるといった性能が低くなるので、
- 発進・加速の性能低下
- ギアチェンジをしたときのショック(衝撃)が大きくなる
- 燃費が悪くなる
- 最悪の場合ATが故障し走行不能になる
などの不具合がおこってしまう場合があります。
ATFの正しい交換時期
ひと昔前までは、走行距離2万km~3万km毎に交換するのが好ましいとされていました。カー用品店や整備会社などでは今でもそのようにいわれていることが多いです。
ですが最近は、ATFの交換は基本的に不要と説明するメーカーや車種が多くなってきています。
ちなみにトヨタでは、基本交換不要で、悪路走行や走行距離が多いなどのシビアコンデションで使用している場合のみ、10万キロを目安に交換を推奨しています。
ATF交換をすると故障する場合も!?
ATFを不用意に交換することでATが故障してしまうことがあります。それも、基本的に交換不要となってきている理由のひとつです。
AT内はとても複雑なつくりになっていて、本来はホコリやゴミなどが一切入らないような環境で組み立てされています。それだけ容易に触るべきではない、細心の注意を払う必要がある箇所なのです。

ATの断面
またATFは、長年の走行で金属部品が摩耗してできた粉などの不純物が、オイルの中に多く沈殿してしまいます。その状態でATF交換をすると、蓄積していた摩耗粉が再循環してしまい、バルブや油圧経路を詰まらせてしまうなど様々なトラブルを引き起こすことに。
特に状態が悪かったり、走行距離が5万km以上で過去に一度も交換していない場合は、正しい方法で交換を行っても故障してしまう場合があるので、整備工場やガソリンスタンドによっては、ATF交換をお願いしても作業をお断りされることがあります。
交換する・しないの判断の仕方
結局、ATFは交換はしたほうがいいのか、しないほうがいいのかどちらなのか・・・
筆者の見解としては「基本的に交換する必要はない」です。
実際、近年の車だったら10万km以上交換していなくても、何の問題もないというケースがほとんど。ATFに関しても防錆剤、洗浄剤、耐摩耗性添加剤などオイルの劣化を防ぐ成分が含まれ、長期間性能が保てるよう品質が向上してきています。
トータルで考えると、ほんの少し燃費が落ちたり、変速時のショックが大きくなったとしても、ATFの交換費用や、ATが故障して修理費用が30~50万ほどかかってしまうリスクよりは、何もしないほうが安全と言えます。
例外として、古い車の場合や、日々シビアな環境で乗っている方、20万km以上乗り続けたいと考えている方などは、一定の期間で交換を検討したほうがよいでしょう。その場合は、各自動車メーカーやディーラー、信頼できる整備会社などに交換時期について相談するのが確実です。
ATFを交換する方法や費用
交換は信頼できるプロにお任せしましょう!
ATFを交換する場合は、ディーラーか信頼のできる整備工場にお願いしましょう。
ちなみに、自分で交換することも可能ではありますが全くおすすめしません。先ほども説明したように細心の注意を払う作業が必要です。また、ATFは一度に全部のオイルを抜くことができないため、何度も循環させて新しいATFに交換する必要があるなど、手間も非常にかかります。知識がない方はきっぱりとプロにまかせましょう。
また、カー用品店などでも手軽に交換できますが、これもあまりおすすめしません。ATFは車種によっても専用のオイルがある場合も多いのですが、カー用品店などではすべての車に対応できるとは限りません。それに、整備士が対象のメーカーや車種の知識を深く持ち合わせていなかったり、営業目的で本来不要な交換を勧めてくることも考えられるからです。
ATF交換の費用
交換の費用は、作業料金とATFの費用を合わせて8000円~30000円ほどが相場。
排気量が多くなるほど料金は高くなります。また、性能が良いオイルほど値段は上がります。
一番の理想はメーカー純正のATFで交換することです。
車を買う時にそのまま販売店に車を売ると100%損します。
私の場合、車販売店ディーラーでは30万円の下取りが、
買取業者では88万円になりました。約60万GETしました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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