ホンダは2018年夏、新型プラグインハイブリッドカー『クラリティPHEV』を発売します。
実はすでに「クラリティ フューエル セル」という燃料電池車(FCV)がリース販売されているのですが、今回PHEVモデルが新たに加わり市販化されることになります。
プリウスPHVより上位ランクのプレミアムセダンとして登場するクラリティPHEV。一体どんな車なのかたっぷりとお伝えしていきます!
この記事の目次
[最新情報]2018年7月19日に発表か!予告CMを公開
ホンダは7月15日、ニューモデルの登場を予告するテレビCMを公開しました。
CM内では、
『世界をいまよりよくすることはできるだろうか』
『7.19 Honda NEWTYPE!』
という文言だけで、その他具体的な情報は出てきませんが、クラリティPHEVのことを指している可能性が非常に高いです。
その理由は、「NEWTYPE」の”E”の字が横3本線になっていること。これはクラリティがFCV、PHEV、EVの3種のパワートレインを設定していることを表現しているとみられます。
さらに「世界をいまよりよくすることはできるだろうか」というのは、地球環境に配慮した次世代の主要動力源、PHEVを備えたモデルであることを意味しているはず。
すでに予約受注も始まっているようなので、クラリティPHEVとみて間違いないでしょう。
ディーラーへの資料配布を開始!市販モデルの姿もキャッチ
ディーラーへの資料配布が始まった模様です。販売店の方がインスタグラムに投稿していました。カタログにも「2018年夏 発売予定」とあります。
今のところ世間の注目度は高くありませんが、予告CMをうつあたり、力を入れて売り出そうとしていることが伺えます。次第に存在感を増していくのは間違いないはず。
また、鈴鹿サーキットのドライビングスクールの駐車場にて、クラリティPHEVの市販モデルと思われる車両がこれまたインスタに投稿されていました。
最終の高速テスト走行でも行っていたのでしょうか。
東京モーターショーで日本初公開
ホンダは2017年10月25日〜11月5日に開催された第45回東京モーターショーにおいて「クラリティPHEV」の市販予定モデルを初披露し、2018年夏に日本市場で発売すると発表しました。
新型クラリティPHEVについてホンダは次のように説明しています。
単なる環境性能の追求にとどまらず、これまでの常識にとらわれない新世代の上質な走りと洗練されたデザインの両立を実現したプラグイン ハイブリッドモデルです。
どんな車なのかこの後詳しくご紹介していきますが、結構かっこいいデザインですよね。
ちなみに2017年4月のNYモーターショーでは、ひと足先にクラリティPHEVとクラリティ・エレクトリック(EV)を発表。米国ではクラリティPHEVが同年12月に販売され、クラリティ・エレクトリックは8月からリース販売を開始しています。
ホンダ・クラリティとは

クラリティ フューエル セル
あまり聞きなれない「クラリティ」ですが、どのような車種なのでしょうか。
ホンダは「カーボンフリー社会の実現 ※カーボン=炭素」を目指し、1980年代後半から燃料電池車(FCV)の研究開発を開始。2002年に「FCX」、2008年には「FCXクラリティ」のリースをおこなうなど、様々なデータ収集を通じて研究を重ねてきました。
そして2016年3月、豊富な知見を活かして開発された「クラリティ フューエル セル(CLARITY FUEL CELL)」のリース販売を開始。独自技術によって燃料電池パワートレインの小型化を図りボンネットの中に収めたことで、セダン型のFCVとして世界初の5人乗りを実現しました。また肝心の一充填走行距離は、ゼロエミッションビークルで世界トップクラスの約750kmを達成。先進的ではあるものの燃料電池車としては普遍的といえる内外装デザインも含めて、高い実用性を備えています。
ホンダは「2030年までに販売総数の3分の2を電動化する」と発表しています。今後の電動車普及の中心になるのはPHVだとし、その先駆けてとしてクラリティPHEVが日本でも発売されることになったのです。
新型車クラリティPHEVの魅力に迫る
先進的なエクステリア
クラリティシリーズの3車種は、細部が異なるだけでほぼ同様のデザインになっています。左側面の後方に給油口、前方に給油口とよく似た充電リッド(充電ソケット差込口)が見えますが、その両方を備えているのがPHEVモデルの特徴です。
個性的で存在感抜群のフロントマスク、空力性能を重視したフォルムが生み出す流麗で低重心なスタイリングなど、思わずじーっと見つめてしまうほど何か独特な魅力をたたえているように感じます。
また、後輪の上部をカバーするデザインからも、極限まで空気抵抗を減らしたいというこだわりが伝わってきます。とはいえ、極端にスポーティーだったり奇抜なデザインに寄っておらず、先進性と優雅さを併せ持つ実用的な外観にまとめられています。デザイン重視で買いたい!という人もいるのではないでしょうか。
ボディサイズはかなり大きい
日本に導入される新型クラリティPHEVのサイズは未公表ですので、ほぼ同サイズと思われるフューエル セルのサイズを参考に、ホンダ・アコード、トヨタ・プリウスPHVと比較してみます。
※単位:mm | フューエルセル | アコード | プリウスPHV |
全長 | 4915 | 4945 | 4645 |
全幅 | 1875 | 1850 | 1760 |
全高 | 1480 | 1465 | 1470 |
ホイールベース | 2750 | 2775 | 2700 |
クラリティPHEVは、アコードより全長がほんの少し短くなり、全幅が25mm広くなっています。ほとんど同じくらいのサイズ感とみていいでしょう。最近シビックが全幅1800mmになるなど大型化する車種が他メーカーでもちらほら見受けられますが、クラリティの1875mmはかなり大きい部類に入ります。ちなみに、トヨタ・ランドクルーザープラドが1885mmです。このサイズ感が消費者にどう捉えられるのか気になるところです。
一方、プリウスPHVは全幅1800mm以下のコンパクトさ。また乗車定員もプリウスPHVが4名なのに対しクラリティPHEVは5名となっています。
上品で質感高いインテリア
室内空間はシンプルにまとめられていて上品な雰囲気です。インパネから両側ドアトリムへつながる明るいベージュのラインが横方向への広さを感じさせます。
後部座席は大人3人がゆったりと乗車できるスペースを確保。また、2750mmという長めのホイールベースは、居住空間の広さをもたらすだけでなく、クルマの走りを安定させることで快適な乗り心地を提供してくれます。
EV走行のみで100km以上の航続可能
米国で発売された新型クラリティPHEVのEV走行距離は約76km(47マイル)ですが、日本仕様はEV走行のみで100km以上の航続が可能になります。プリウスPHVのEV走行距離は68.2kmなのでその差は歴然です。
搭載されるパワートレインは、ホンダの中型車向け2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」をベースとし、バッテリーの容量を増やすとともに出力も高められています。
ちなみに米国でリース販売されているクラリティ・エレクトリックの走行距離は約128km(80マイル)ですが、EV車は電気を使い切ってしまったら充電することでしか走行が続けられません。その点PHEVは、外出先で充電する機会を逸してもガソリンを充填して走行可能ですので、状況に応じて燃料の使い分けができ便利です。
※7/15追加:EV走行距離は114.6km、ハイブリッド燃費は28km/Lの可能性大。
クラリティPHEVのグレード構成&価格
グレードはシンプルに一つだけ。飛び抜けた高級モデルにありがちなやつです。
価格は約588万円とのこと。300万後半くらいから出ないかなと甘い見立てをしていましたが、内外装の質感やボディサイズ、そして圧倒的な走行距離を考えるとそんな訳はないですよね。
PHEVを今後の主要パワートレインに据えようとしているので、もっと一般に浸透させるブランディングをするのかと思いましたが、まだ時期尚早とみて高級路線に振り切っているのでしょう。中途半端な航続距離で満足して目先の利益を追わないのはさすがホンダといえるのかもしれません。
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