ミドルサイズ・クロスオーバーSUV『ホンダ・CR-V』の最新モデルがデビュー!
日本では2016年夏に販売終了となっていましたが、海外市場に遅れる形で5代目へフルモデルチェンジした新型を導入しました。
デザイン変更だけでなく、7人乗り仕様やハイブリッドモデルの追加などパワーアップして帰ってきた新型CR-Vをたっぷり解説します!
この記事の目次
ホンダ新型CR-Vの最新情報
[8/31更新]国内復活の声に応えた!夏の終わりに再登場

新型CR-V
ホンダは2018年8月31日(金)、新型CR-Vのガソリンモデルを発売しました。
※ハイブリッドモデルは11月1日(木)発売予定
日本市場では一度姿を消しましたが海外ではグローバル戦略車として活躍。SUVオブザイヤー2015を受賞するほどの人気を誇ります。
北米や中国では2016年から新型モデルへ移行。欧州仕様車も今夏発表されました。
一方、日本でも復活を期待する声が増えたことから、当初予定のなかった再販が決定。東京モーターショー2017への出展、ティザーサイト公開、プロトタイプ試乗会開催など、精力的にアピールしてきました。

弟分のヴェゼル
日本だけでなく世界的なトレンドになっているクロスオーバーSUV。
国内では特にヴェゼルなどの小型SUVが人気ですが、中型SUVも高い需要があります。実際、日産「エクストレイル」やトヨタ「ハリアー」、マツダ「CX-5」など、レベルの高いライバル争いが繰り広げられています。
’95年に都市型SUVとしてデビューし、見事人気モデルとなったCR-Vが、再びシェア争いの最前線に躍り出ることができるのか。ヴェゼルという心強い弟分がいるだけに、躍進が期待されます。
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東京モーターショーでジャパンプレミア!

新型CR-V(ガソリン仕様)

新型CR-V(ハイブリッド仕様)
大盛況で幕を閉じた第45回東京モーターショー2017で、5代目となる次期CR-Vの市販予定モデルが日本初公開されました。
公開されたのは、ガソリンモデルとCR-Vでは初となるハイブリッドモデルの2台。残念ながら回転式のステージではなかったので、リアのデザインを写真におさめることはできませんでしたが間近でチェックすることができました。
また、室内に乗り込むこともできませんでしたが、新型モデルではガソリン車に3列目シートが設定されます。
新型シビック登場の影に隠れてしまったのか注目度はいまいちな感じもしましたが、当初日本導入が想定されてなかっただけに、復活を喜んでいる人も多いはずです。
ホンダ・CR-Vの歴史を”サクッ”とおさらい
1995年登場のミドルサイズSUV

初代モデル
ホンダ・CR-Vは1995年10月に発売されたミドルサイズSUV。本格SUVというよりも、街乗りをメインとしているクロスオーバーSUVです。
CR-Vという車名は「Comfortable Runabout Vehicle(コンフォータブル・ランナバウト・ビークル) の頭文字。
それぞれの単語の意味は、
- コンフォータブル … ゆったり、居心地良い
- ランナバウト … その辺を気軽に走り回るといった意味合い
- ビークル … 乗り物
ゆったりと快適な乗り心地ながら、機動性のある車という意味が込められています。
4代目モデルは2016年8月に販売終了…

4代目モデル
CR-Vはこれまで、5~6年のサイクルでフルモデルチェンジしてきました。
2016年まで活躍していた4代目モデルは、3代目のデザインを継承しながらも、よりスタイリッシュな外観へと刷新。また、ボディサイズはややサイズダウンしながらも、室内長は225mmも拡大し居住性を向上。搭載エンジンは、2.0L 直列4気筒と2.4L 直列4気筒の2種類を用意していました。
長年人気SUVとして親しまれてきましたが、販売台数の落ち込みにより2016年3月31日をもって国内での生産終了が決定。同年4月以降は在庫対応のみとなっていましたが8月に販売終了となっています。
背景には、コンパクトクラスのクロスオーバーSUVの台頭があります。CR-Vのような大柄なボディのSUVは日本国内の道路事情では運転しにくく、女性ドライバーや身の丈にあったものを好む若者、エコを重要視する方たちには支持を得ることがなかなか難しい状態です。
一方で、同じホンダのコンパクトクロスオーバーSUV「ヴェゼル」は発売直後から非常に好評な売り上げをキープ。SUV部門の国内販売台数で3年連続1位を獲得しています。かたやCR-Vは10位圏外。結果、ヴェゼルに吸収される形で生産終了になりました。
新型CR-Vの外形デザイン
先代モデルのフロントマスクは、角ばったボディラインや目尻が鋭く切れ上がったヘッドライトが印象的で、全体的にスタイリッシュな雰囲気でした。
それに対して新型は、先代の面影を色濃く残しながらも、ヘッドライトの縦幅がやや広くなって目尻の角度が穏やかになり、フォルムも丸みを帯びた優しい印象のスタイリングに。
また、フェンダーが張り出したこともあり、SUVらしい厚みのある顔つきになっています。
ボディサイドのプレスラインも筋肉質な逞しさを表現。
個人的には前モデルの見た目が好きですが、新型は女性にも受け入れられるようなデザインを意識したのかもしれません。また、人気のヴェゼルの兄貴分であることを主張するため”ヴェゼルに寄せた”という戦略も考えられます。
一方リアは、フロントと逆で先代モデルよりもキュッと引き締まったスタイリングに一新。
リアランプは、縦基調から横基調としたL字型になり、シルバーメッキバーと連なるデザインへと変更。大きく印象を変える要素となっています。
また新型CR-Vは、ジュエルアイヘッドライトとリアコンビランプをフルLED化。
”ソリッドウイングフェース”デザインと一体化したLEDポジショニングライトを採用しています。
力強さと洗練された雰囲気が共存する18インチアルミホイール。
ボディカラーは初設定3色を含む全6色
国内モデルに設定されるボディカラーは6色。
ルナシルバーメタリックとクリスタルブラックパール以外は有料色。

プラチナホワイトパール

ルナシルバーメタリック

クリスタルブラックパール

ルーセブラックメタリック ※新色

ミッドナイトブルービームメタリック ※新色

プレミアムクリスタルレッドメタリック ※新色
ボディサイズ大型化で3列シートを設定
ボディサイズを拡張し、3列目シート車を新設しました。
そこで、先代と新型、さらに3列シート仕様のある日産エクストレイルとマツダCX-8のボディサイズを比較してみました。
※単位はmm
項目 | 先代 | 新型 | X-トレイル | CX-8 |
全長 | 4535 | 4605 | 4690 | 4900 |
全幅 | 1820 | 1855 | 1820 | 1840 |
全高 | 1685 | 1680 | 1730 | 1730 |
ホイールサイズ | 2620 | 2660 | 2705 | 2930 |
先代から全長が7cm拡大。一方エクストレイルは新型CR-Vより8.5cm長く、CX-8は3列シートが標準ということで5mに迫ります。
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エクストレイルの3列目シートについて、足元や頭上の狭さ、座り心地のイマイチさについてレビューする人が目につきますが、次期CR-Vも同じような使い勝手とみていいでしょう。
なお、3列目シートを設定するのはガソリンモデルのみ。
新型CR-Vの内装デザイン
シンプルで上質な室内空間
コックピットには、液晶ディスプレイ、インパネシフト、電動パーキングブレーキなどをバランスよく配置。
ハイブリッド車は、シフトレバーの代わりにボタン式セレクターを採用。さらにシンプルで先進的な印象になりました。
ウイング状にデザインされたウッド調パネルが良いアクセントになっています。
ブラウンの本革シートが木目調加飾と相性抜群。とても高級感があります。
中央には、豊富な収納スペースを設けたセンターコンソールや大きなアームレストを装備。
5人/7人乗りのシートレイアウトをチェック
![3列シート7人乗り[ガソリン車のみ]](https://carmuse.jp/wp-content/uploads/2017/11/crv-7seat.jpg)
3列シート7人乗り[ガソリン車のみ]
やはり3列目の居住性は最低限といった感じ。
たまに友人と近場に遊びにいくときや、小さいお子さんを乗せるときなどは重宝しそう。
2列目シートは150mmのスライドが可能。

2列シート5人乗り
5人乗り仕様だと広大なラゲッジスペースが現れます。
さらにリアシートを前に倒すと1830mmのスペースが確保でき、自転車などの大きな荷物も載せることができます。
シート表皮は3種類を用意
ベースグレードはファブリックシート。
上位グレードはブラックとブラウンの本革シートを選択できます。

ブラック(ファブリック)

ブラック(本革)

ブラウン(本革)
パワーユニットは1.5Lターボと2.0Lハイブリッド
新型CR-Vのガソリン車は、1.5Lターボエンジンを搭載。
自然呼気(NA)エンジンの設定は無し。
ステップワゴンやジェイドに搭載されているものと同じですが、最高出力・最大トルクともに増強されていてかなりパワフル。
2.4LのNAエンジン並のトルクを発生します。
そして注目は、CR-Vでは初となるハイブリッドモデル。
中国仕様にも搭載されている、2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を採用。オデッセイやステップワゴンと同じユニットです。
また、3つのモードを走行状況にあわせて使い分ける「3モードパワートレイン」によって、パワフルかつ低燃費なドライビングを実現します。
- EVドライブモード(発進時や街中)
- ハイブリッドドライブモード(加速時や坂道など)
- エンジンドライブモード(高速道路などでのクルージング時)
ガソリン仕様、ハイブリッド仕様、それぞれFF(2WD)と4WDが設定されます。
ディーゼル車の発売は無し
これまでヨーロッパ仕様のCR-Vにディーゼル車がラインナップされていたことから、日本でも期待する声がありましたが発売されず。
ホンダは2017年9月、欧州でのディーゼル車の販売を順次減らしていくと発表し、新型CR-Vではディーゼルモデルを発売しないことも明らかとしました。
欧州では、フォルクスワーゲンの排ガス不正問題発覚によるディーゼル車に対するイメージダウンや、厳しさを増す環境規制といった背景があるので懸命な判断といえます。
PHEVの投入はあるのか
また、以前からPHEV(プラグインハイブリッド)モデルの展開も予想されてきました。
欧州や北米最大の販売マーケットであるカリフォルニア州などの排ガス規制が厳格化するなか、グローバルに展開しているモデルとしては速やかに対応するのは当然です。そのため、PHEVもしくはEV(電気自動車)に移行していくことは明らか。
しかし、発売時にはラインナップされません。今後マイナーチェンジのタイミングなどで追加されることは十分考えられます。
新型CR-Vのタイプ&価格
【おすすめグレード】EX・Masterpiece
▼主要装備
- 本皮シート&専用インテリア
- 助手席4ウェイ電動ランバーサポート
- ハンズフリーアクセスパワーテールゲート
- 電動パノラミックサンルーフ
国内のホンダ車で初採用となる「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」に注目。
リアバンパー下のセンサーに足をさっとかざすだけでテールゲートを開閉できる機能です。ここ数年で欧州車を中心に普及しています。
新型CR-Vの厳選ムービー
▼テレビCM「OPEN MIND VEHICLE」篇
▼【新型CR-V】Honda純正アクセサリー
比較・検討すべきモデルは

日産エクストレイル

三菱アウトランダー
エクストレイルやCX-5、ハリアーなど、中型クロスオーバーSUVの競合モデルは豊富。
特にガソリン車に3列シートを設定している、日産エクストレイルと三菱アウトランダーが最も似たキャラクターといえます。
価格はCR-Vのほうが高くなる見込みですが、エンジンパワーやインテリアの質感は軍配があがります。
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