いつ起こるか分からない地震。もしもみなさんが運転中にその時を迎えたら、どのような行動をとりますか?
日本にいる限り、地震の心配とは付き合っていかなくてはなりません。
いざという時のために震災時のドライバーの心得を知って、頭の片隅に入れておきましょう。
もしも地震が起きたら……車と道路はこうなる!
まずは、震災時に想定される「車と道路の様子」について知りましょう。
運転中に地震が起きたとき、車はどんな風になるか
車の運転時には揺れを感じにくいと言われます。サスペンションやタイヤの機能が働いて衝撃を吸収しているためです。車内にいて揺れを感じた時は、すでに規模の大きな地震である可能性が高いです。一般的に、ドライバーは震度4~5弱くらいで地震に気が付き、5強で運転困難となります。
大きな地震の際、車は次のようになります。
- パンクを疑うほど揺れる。
- 左右にハンドルをとられる。
- 石や枝を踏んだように車体が持ちあがる。
- 道路が波打ち、蛇行しているような感覚になる。
▼実際の地震の車内の様子
道路・交通状況はどうなるか
大規模な地震が起こったとき、道路状況に関して次のような事態が予想されます。
- 交通規制され、一部の道路が通行止めになる。
- 信号機や踏切が故障・停止する。
- 道路が混雑し、避難を急ぐドライバーによって車は渋滞のまま乗り捨てられる。
- 道路の地割れが起こる。
- 二次災害として火災が発生する。
- 救助に手一杯で道路の秩序にまで手が回らなくなる。
このような状況で、そもそも車での避難は不可能になる可能性が高いですが、以下のように交通規制が設けられることになっています。
運転中に地震が起きたらどうしたらいい?
震災時のドライバーの避難手順は次の通りです。
- 地震に気が付いたら、ハザードランプを点灯。
- 落ち着いて減速、道路の左端に停車。
- 地震が落ち着くまで車内待機。
- カーラジオなどから情報収集。
- 引き続き走行する場合は、障害物に注意。
- 避難の必要がある場合は、車を置いて徒歩で避難。
続いて、それぞれの手順の注意点を詳しく説明します。
1.地震に気が付いたら、ハザードランプを点灯
自分で地震に気が付くか、「緊急地震速報」を聞いたら、まずはハザードランプを点灯して周りの車に呼びかけましょう。追突を防ぐために、あらかじめ減速を周囲に知らせます。運転中は地震に気が付かない人も多いので、異変を察知してもらう意味もあります。
急な揺れに驚くと思いますが、慌てて急ブレーキをかけないようにしましょう。
2.落ち着いて減速、道路の左端に停車
ハンドルをしっかりと握り、ゆっくり減速して道路の左側に寄せます。この時、見通しの悪い場所やカーブの途中、狭い道路などは出来るだけ避けましょう。
左にハンドルを切った状態で停車しておくと、後ろからの追突でも反対車線に飛び出さずに済みます。
3.地震が落ち着くまで車内待機
すぐに車から降りず、揺れがおさまるまで車内で待機します。慌てて車から出ると、飛散物や落下物によって負傷する可能性があります。
4.カーラジオなどから情報収集
カーラジオや携帯電話(スマホ)のワンセグ放送をつけて、道路状況を把握します。とくに「どの道路が通行止めになっているか」を必ず確認しましょう。
覚えておきたいのが、テレビは震度5弱の地震から発表するのに対し、ラジオは震度5強に至らないと発表しないという点です。これは、地震情報を受けて集中力を欠いたドライバーによって交通事故が起こるのを防ぐためです。
▼JARTIC(ジャティック)は全国の道路交通情報を5分ごとに更新している。
参考サイト 日本道路交通情報センター「JARTIC」
5.引き続き走行する場合は、障害物に注意
【4.情報収集】から「避難するまでもない地震である」または「どうしても車で非難した方がよい」と判断した場合、通行止めの道路を避け、十分注意して走行しましょう。道路は信号の故障や道の損壊なども考えられます。
6.避難の必要がある場合は、車を置いて徒歩で避難
【4.情報収集】から大規模の地震だと分かり、避難の必要があると判断したら、車を停車したまま歩いて避難します。
この際、出来れば車を道路の外に動かします。緊急車両が通ることも考え、車の通行の妨げにならない場所を選びましょう。やむを得ない場合は、そのまま道路の左端に残していきます。
道路上に停めたか、道路の外に停めたかによって「車に鍵をかけるかどうか」に違いが出ます。
道路上に車を残して避難する場合の注意点
- エンジンを切ってギアを「P」に入れ、サイドブレーキを引く。
- ドアはロックしない。
- 鍵もそのまま挿しておく。
- 窓はすべてしめる。
- 連絡先を書き残す。
停車位置が悪いと通行の妨げになる場合があります。そういう時に道路管理者が車を移動できるよう、鍵は挿したままにして避難しましょう。”キーレスエントリー車”の場合は、鍵はメーター付近に置きます。
ただし窓は閉めましょう。火災発生時、車内への引火を防ぐ効果があります。
連絡先を書き残すのは、事態が落ち着いたらそこへ連絡を入れてもらえるように。「氏名・電話番号」を書いた紙をダッシュボードに残していきます。
道路外へ車を移動してから避難する場合の注意点
空き地や広い駐車場などの安全な場所に車を移動して停車、避難しましょう。
基本的な停め方は道路内に車を残す場合と同じですが、車が通行の邪魔をする可能性が無いのであれば盗難防止のためにもドアをロックして、鍵を持ち出して構いません。
地震時には、停車後も揺れによって車体が移動します。近くの車とぶつからないよう、特に左右の車間を十分に取って停めましょう。
車を停めてはいけない場所
- 川・海沿い
- 崖の近く
- 地盤の悪そうな場所
- ブロック塀の側
これらの場所は特に崩れやすいので、車の停車を避けましょう。狭い道も追突の可能性が高いので、出来れば避けたいものです。
- 貴重品
- 車検証
- ETCカード
- 懐中電灯
避難の際は、このような貴重品を持っていきましょう。懐中電灯もあると便利です。
車での移動は基本的に避けよう
大規模な地震が発生したら、車での移動は避けましょう。歩いて避難するのが基本です。
渋滞で身動きが取れなくなり、最悪の場合は車から出られなくなることも考えられます。
また、車での避難は道路に混乱を招きます。緊急通行車両の進行を妨害し、それが災害の被害を大きくする原因となってしまう恐れもあります。
家族や知り合い、会社の様子が心配であっても、車を使用することは控えましょう。
▼車で非難した被災者の声――内閣府「防災情報のページ」より
平成23年東日本大震災「大渋滞で、救急車が立ち往生」東京都 40代 男性
(略)家が火事になっていないか心配で、マイカーで赤羽の自宅を目指したのです。もちろん首都高速は通行止め。沿道は、徒歩で帰宅されるかた、駅へ向かうかた等で大渋滞。場所によっては、車道にはみ出しているかたも多数いました。信号は停電のため機能せず、車道も大渋滞。結局、地震の発生から家に着くまで、合計で12時間もかかりました。(略)私の様な行動のせいで、道路が渋滞したわけですし、そのせいで救急車等にも迷惑を掛けてしまいました。大地震発生時には、会社や公共施設で待機する、マイカーの使用は控える・・・などのルール作りを進めるべきだと思います。
様々なケースにおける対応
津波の危険性のある場所では…
例外として、津波の心配のある海から近い地域では、車で移動した方がいい場合もあります。津波の到達時間は、近い所で十数分。歩いて避難していたのでは間に合いません。
東日本大震災では、6割近くの人が車を利用して避難していました。その理由は移動の距離をかせぐためです。徒歩で移動した人が約500mなのに対し、車で移動した人は2kmの移動に成功しています。※政府実施の面接調査より。
高速道路では……
高速道路ではみんなスピードを出して走っているため、一般道よりもさらに急停車が危険となります。地震を感じたら、まずはハザードランプをつけて周囲に減速を知らせて下さい。
この時パーキングエリアが近ければそこに停め、ハイウェイラジオなどで情報収集します。
避難することになった場合は、非常口を探します。高速道路は1~3㎞ごとに非常口があります。また、案内板は100mごとに設置されているので、そこから案内に従って脱出します。
トンネルでは……
トンネル通行中に地震が起きた場合、トンネル内のスピーカーやカーラジオから非常用の緊急放送が流れるようになっています。
短いトンネルでは、あえてそのまま通過し、トンネル外で停車する方法もあります。安全と言われたトンネル内ですが、近年、崩落事故をNEWSで見かけますね。トンネルは火災の危険もあり、必ずしも安全とは言えません。
長いトンネルでは400mごとに非常出口が付いているため、先ほどご紹介した通常の道路の場合と同じように左側に停車したら、非常口まで歩いて避難します。
また、トンネル内の火事を発見したら、設置された非常電話などで通報しましょう。
災害グッズを車に積んでおこう!
車で移動中に地震が起きた場合、しばらくの間、車内で過ごす可能性があります。
そこで、車にもひとつ非常持ち出し袋を備えておくことをおすすめします。中身は次のようなものです。
- 水
- 食料
- 懐中電灯など明かり
- 携帯ラジオ
- ポータブル充電器(携帯電話)
- 公衆電話用10円玉
- 簡易トイレ
- 医療品
- 毛布
- 消火器
- ロープ
- 軍手
- 脱出用のハンマー
- 紙とペン

車載用避難セット 出典:amazon.co.jp
ドアが開かなくなって車に閉じ込められたときのために、窓ガラスを壊すハンマーも用意しておくと安心です。車内に残す連絡先を書くための紙とペンも忘れずに。
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