今やETCの普及率は60%以上と言われ、高速道路を利用する車の90%がETCを搭載しています。ETCの利用が広がったことで、大幅な渋滞解消など大きな恩恵がありました。そして、ETCは次世代のサービスを可能にするETC2.0へと移行しようとしています。
ニュースなどでたびたび取り上げられていますが、ETC2.0とは一体何なのか?いつから本格的にサービスが開始されるのか?いまいちよく分かっていない方も多いのではないでしょうか。
今回は、私たちドライバーのメリットや、利用するために準備するもの、かかる費用なども含めご紹介していきます。
この記事の目次
ETC2.0とは?導入時期はいつ?
従来のETCは、高速道路料金所での自動支払いが主な目的でした。ETC2.0では、主に高速道路の本線に設置された「ITSスポット」と呼ばれる通信アンテナと、高速・大容量の双方向通信を行うことで、交通情報の提供や安全運転支援など、いろいろなサービスを受けられる仕組みのことです。そして、ETC2.0の本格的な導入予定は2016年です。

出典:国土交通省
実は「ITSスポットサービス」は2011年に既に開始されていて、ETCの機能を拡張した「DSRC車載器」も発売されているんです。ITSスポットは全国の高速道路の他、サービスエリアや道の駅にもあり、現在全国1600箇所に設置されています。※DSRCとは通信技術の名称
しかし、従来から利用されてきたVICSの知名度に比べ、なかなか「ITSスポット」や「DSRC」が浸透しない状況が続きます。そこで国土交通省により、ITSスポットやDSRCといった名称をETC2.0と統一することにふみきり、ETCの進化版として認知度の拡大を狙ったという背景があります。
ETC2.0になると、どんなサービスを受けられるのか
ETC2.0では、従来のカーナビのサービスとして利用されてきたVICSに比べ、「通信がよりリアルタイムで高速」、「情報量が多い」、「エリアが広範囲」という特徴があります。
では具体的に、どのようなサービスが受けられるのでしょうか。
渋滞回避支援
ITSスポットでは大量の道路交通情報が提供でき、従来に比べて広範囲にわたる道路の状況が把握できます。そのためETC2.0対応カーナビゲーションが、より最適なルートを教えてくれるというわけです。

出典:ETC総合情報サイト
安全運転支援
事故を未然に防ぐ、様々な情報を提供してくれます。高速道路の合流地点や出口情報をリアルタイムで教えてくれたり、先の見えないカーブの先に渋滞がある場合に、音声や図形で教えてくれます。

出典:ETC総合情報サイト
また、これから走行する先の天候やトンネル内の渋滞状況などもお知らせしてくれるのですが、現在の状況を静止画像で教えてくれます。これは大容量の通信が可能にしてくれるサービスですね。なかなか便利そうです。
その他にも、震災時の注意喚起や情報提供など、様々な安全運転に繋がるサービスがあります。
高速道路料金の支払いがさらに便利に

出典:ETC総合情報サイト
ETC2.0の専用レーンが設置される予定です。
現在のETCレーンにはゲートバーが設置されていて、時速20km/hの制限があります。通過する速度が速すぎて、ゲートバーを壊してしまったという話もよく聞きます。
新たに設計される専用レーンでは、ゲートバーの廃止や制限速度の見直しがされると思いますので、さらなる渋滞回避が実現できます。
広がる民間企業による様々なサービス
ETC2.0の活用によって、今後高速道路での活用だけでなく、ドライバーの日常をさらに快適にするサービスが続々と登場しそうです。今回はそのうち3つをご紹介します!
ドライブスルー
マクドナルドや牛丼屋などで便利なドライブスルー。カーナビ画面でのタッチ操作で注文ができ、ドライブスルーレーンに並ばなくても、店舗の駐車場でゆっくり注文を選択するということが出来ます。
そして小銭も必要なく、商品を受け取ると同時に精算も終了してしまいます。
ドライブスルーあるあるで、注文の際に焦って変なものを買ってしまったり、支払いの時に財布を慌てて探したあげく小銭を落としてしまったりってありますよね。無駄に焦って、無事お店を後にする頃には変な汗が・・・ということがなく余裕をもって購入できそうです(笑)
ガソリンスタンド
支払い料金の準備がいらなくなるのはもちろんですが、将来的に店舗のメンバーズカードとの連携も可能になるのではないでしょうか。
また、お店側としても、お客様にあったお得な情報を発信することができたりと活用の幅が広がります。ガソリンスタンドだけでなく、多くの形態のお店で顧客管理の最適化や高速化が可能になります。
フェリー港
フェリーの場合、自動車の寸法で料金が変わってきますので車検証の確認が必要です。ETC2.0では、あらかじめ車検証の情報を登録しておけば、車両確認の手間が省けます。
既に一部でサービスを開始しているのですが、乗船の手続きが大幅に短縮できるようです。
ETC2.0サービスを利用する為の準備
①「ETC2.0対応車載器」と「連携する機器」の購入
ETC2.0対応車載器を購入する必要があります。カーナビゲーション連動型、発話型、スマートフォン連動型の3タイプが発売されています。
※既にDSRC対応車載器を所有されている方は、一部例外を除き、お持ちの車載器でETC2.0サービスを受けることができます。しかし、経路情報サービスを受けるためには再度セットアップをする必要があります。
1.カーナビゲーション連動型
音声や画像で様々なサービスを再生・表示することができます。ほとんどの方がこのカーナビと連携可能な車載機にするでしょう。
ちなみに、カーナビもETC2.0対応のものを準備する必要があります。既にカーナビをお持ちの方で、ご自身のカーナビが対応しているか分からない人は、説明書を確認するかメーカーに問い合わせましょう。
2.発話型
名称のとおり、音声で情報を伝えることができます。画像の表示はできません。
3.スマートフォン連動型
ETC2.0対応のアプリをインストールしたスマホを接続することで、音声や画像を再生・表示することができます。最近はiphone6s plusなど大画面のスマホもありますので、わざわざカーナビを購入しなくても十分という方も増えてきています。
②ETC2.0対応車載器の取り付けとセットアップ
車載機を購入した後に、車に取り付けをする必要があります。
また、セットアップが必要になります。セットアップとは車のナンバープレート等の車両に関する情報を暗号化して、車と車載機を紐づけする作業のことです。これは認定されたセットアップ店でしか対応できず、個人では実施できません。
カーディーラーやオートバックス、イエローハットなどのカー用品店だと、購入と同時に取り付け、カーナビとの接続、セットアップ全て対応してくれるので安心でしょう。
③ETCカード
最後に、ETCカードを作成する必要があります。カードをETC2.0対応車載器に差し込むと利用できるようになります。
発行手続きはクレジットカード会社が行いますので、まだETCカードをお持ちでない方はつくりましょう。
ETC2.0にしたほうがいいの?
結局ETC2.0に対応したほうがいいのでしょうか?対応機器を揃えるのにそれなりの金額がかかるので、すでにETCを利用されている方は悩むところでしょう。高速道路を頻繁に利用する方はメリットがありそうですが。
ただ、まだETCを取り付けていない方や、これから新車を購入されるという方はETC2.0対応の機器にしたほうがよいでしょう。2016年から本格的な導入となりますし、今後民間企業による便利な連携サービスが続々登場するのは目に見えているからです。
また、ETC非搭載車の高速料金値上げや、ETCの義務化という声もありますので、そもそもETC自体必要ないと思われている方も、一度検討してみてはいかがでしょうか。
車を買う時にそのまま販売店に車を売ると100%損します。
私の場合、車販売店ディーラーでは30万円の下取りが、
買取業者では88万円になりました。約60万GETしました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
詳しくはこちらで解説しています。ディーラーで働く友人に聞いたディープな値引きの裏情報などを暴露しています。実際に私がセレナを最大値引き額(50万円)を勝ち取った方法を無料公開中。
→絶対損しないリアルに使える裏知識を大公開
車値引き「限界額」を超えるコツ暴露
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
複数社からの買取査定の比較は必ず行わないと損します。
なぜなら、市場の競争の原理として
買取業者同士で勝負してもらうことで買取額が吊り上がるからです。一社だけに買取査定を依頼すると、比較する業者がいないので
必ず最安値の買取額を提示されます。必ずです。そうならないために一括査定を使います。
大手買取業者10社以上が勝手に競ってくれます。無料でその場で(スマホで)90秒で愛車の最高額がわかる!
[新登場]スマホで写真を撮るだけ??一瞬で高額査定!!電話営業一切なしで一括査定より速い!!あのDMMから新サービス!!
- 一括査定よりも早く相場が知れる!
- 面倒な電話も無し!
- ササッとお車査定!
- スマホで写真を撮るだけで買取相場がわかる!