ガソリンは腐る?エンジンが故障するケースも…劣化までの期間や防止策

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ガソリンは腐る?

電気自動車や燃料電池自動車が登場する時代になりましたが、まだまだ当分は「ガソリン」が主力燃料です。

そのガソリンですが、実は”腐る”ということをご存知でしょうか?

この記事を読みに来られたということは、初めて知ったという方やしばらく放置していた車を思い出して心配している方が多いと思います。

最悪の場合、車の故障に繋がってしまうこともあるので、ガソリンが腐ってしまう原因や期間、対策など、ぜひ最後まで一読してください!

実はガソリンは腐る!正確には”変質”

ガソリンは天然の原油から出来ています。

”腐る”と表現することが多いですが、食べ物のように細菌が湧いて腐敗してしまうわけではありません。

正しくは”変質”もしくは”劣化”という表現が最適です。

なぜガソリンが変質してしまうのかというと、

  • 揮発性の高い成分が抜けてしまう
  • タンク内の結露などで水分が混ざってしまう
  • 空気中の酸素に触れることで酸化し、蟻酸や酢酸に変化

などが原因です。

ドロドロ&刺激臭…変質したガソリンの症状とは

ガソリンには「アルケン」という物質が含まれているのですが、酸化によって蟻酸や酢酸に変化することで、鼻をつく悪臭が発生します。

また、揮発性の高い成分が抜けて低揮発な成分が残ると、粘着性のドロドロ・ネバネバ状態になります。ひどい場合には樹脂のように硬くなることも。

さらに、ガソリンは経由や灯油とひと目で違いが分かるようオレンジ色に着色されているのですが、変質が進むと黄色っぽくなります。

こうした明らかな症状が出てきます。

車が故障するケースも

変質が進んだガソリンで車を走らせると、当然、故障のリスクが増大。

エンジンが始動しにくい、吹け上がらないなどの不具合がおき、最悪の場合はどこかが故障してしまいます。

ドロドロのガソリンが複雑な構造のエンジンや配管を通るわけですから、経路のどこかに詰まりが生じ、パフォーマンスの低下や重大な故障がおきるのは当然ですね。

また、蟻酸や酢酸がガソリンタンク自体を腐食させたり、タンクの底にこびり着いたままになってしまうケースもあります。

走行距離が少ないという触れ込みの中古車を買ったものの、乗ってみたら調子が悪く、ガソリンの劣化が原因だったということも多いようです。

ガソリンの適正な使用期間(寿命)

ガソリンの使用期限は明確には定められていません。

品質は保管状況(密閉度・温度・湿度・直射日光の有無など)によって大きく変わります。

一つの目安として覚えていてほしいのは、

  • 6ヶ月で使い切って再給油
  • 使い切れなくても、減った分を給油すればOK

なかには3ヶ月という人もいますが、車の燃料タンクに入っているガソリンの場合で、きちんと給油口のキャップを閉めていれば、半年くらいでは全く問題ない場合がほとんどです。

実際には6ヶ月くらいから少しずつ品質が落ち始めるといわれていますが、適切な方法で保管していれば1年でも大丈夫なくらい。余裕をもって6ヶ月を目安にしておけば間違いありません。

もし2年以上経ってしまった場合は疑ったほうがいいです。できればガソリンスタンドやカー用品店でチェックしてもらうのが理想ですが、もし自分で確認するなら臭いをかいでみましょう。ヘドロのような独特な悪臭がしたらアウトです。

ガソリンの品質を長持ちさせる対策

  1. 異物を混入させない
  2. 給油キャップをしっかり締める
  3. 長期間保管する場合は満タンにしておく
  4. 直射日光を避け、温度変化の少ない場所に
  5. ガソリン劣化防止剤を使う

セルフで給油する際は1と2をしっかり守りましょう。

キャップを完璧に締めても揮発する成分はありますが最小限に食い止められます。

3の「長期間保管する場合は満タンにしておく」ですが、満タンにすることでタンク内の空気による酸化、結露による水分混入を防ぐことができます。

ガソリン劣化防止剤は、効果を体感しにくいためか使っている方が少ないですが、試してみる価値はあるかも。

また、車を長期放置する場合、タンク内のガソリンだけでなく、エンジンへの給油経路内に残ったガソリンの劣化、またはバッテリーの消耗がトラブルの元になるケースが多いです。家族や友人にたまに乗ってもらうか、専門業者に頼んで完全に長期保管に適した処置をしてもらうことをおすすめします。

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