JC08モード燃費と10・15モード燃費の意味や違いとは

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カタログなどで燃費を確認するときに、必ずといっていいほど目にする「JC08モード燃費」という表記。または「10・15モード燃費」という表記も見たことがあるでしょう。

JC08燃費モードと10・15モード燃費の表記例

出典 – http://history.nissan.co.jp/

何だろうなこれ?と思いながらも、いまいちよく分からないままの方が多いのではないでしょうか。

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「JC08モード燃費」は最新の燃費測定方法

そもそも燃費とは「1リットルの燃料でどのくらい(何km)走行可能か」を表す数値のことをいいます。

近年はハイブリッド車や電気自動車などのエコカーの登場により、注目されている性能のひとつです。あなたも車を購入する際とても気になるポイントではないでしょうか。

青い空と白いプリウス

出典 – http://blog.toyota.co.uk/

そして「JC08モード燃費」(ジェイシー ゼロハチ)とは、国土交通省によって定められた燃費を測定する際の測定方法のことで、いろいろな走行パターンによって測定されます。2011年4月から導入されていて、2013年3月以降は全ての自動車カタログにJC08モード燃費値が記載されています。

ちなみに各自動車メーカーは、カタログにJC08モード燃費値を表示することが義務付けられています。なので必ず目にするんですね!

そもそもなぜこういった測定基準を設ける必要があるのでしょうか?それは気候や渋滞等の走行環境、急発進、エアコンの使用などによって燃費は大きく異なる性質があるため、車種間で正確に比較するためには一定の基準を定める必要があったからです。車の購入を検討している人が、燃費を平等に比べることができるというわけですね!

10・15モード燃費とは?

実は、JC08モード燃費になる前は「10・15モード燃費」(ジュウ・ジュウゴ)によって測定されていました。そしてさらにその前は「10モード燃費」(ジュウ)というものでした。

まず1973年に、市街地での走行パターンだけを想定した10項目で測定する10モード燃費が採用されます。

その後1991年に、郊外での走行パターンを想定した15項目が加わり、10・15モード燃費へと変更となります。これは高速道路やバイパスが整備されていったこと、自動車の増加による渋滞の悪化などの要因が含められての変更でした。

国土交通省認可時の10・15モードの測定条件

  • 3,000km走行後の車両
  • 完全暖気状態 60km/h 15分暖気後モード測定
  • 走行抵抗設定 車両状態(空車)+110kg(2名乗車分)
  • 搭載電気機器 OFF状態
  • エアコン OFF状態

引用:http://trucktorack.blog.fc2.com/blog-entry-455.html

測定方法は、以下のとおりです。

●10モード燃費測定

  1. アイドリング状態(20秒)
  2. 20km/hまで加速する (7秒)
  3. 20km/hをキープして走行(15秒)
  4. 20km/hから減速して停止(7秒)
  5. アイドリング状態(16秒)
  6. 40km/hまで加速する(14秒)
  7. 40km/hをキープして走行(15秒)
  8. 40km/hから20km/hまで減速(10秒)
  9. 20km/hから40km/hまで加速(12秒)
  10. 40km/hから減速して停止(17秒)

●15モード燃費測定

  1. アイドリング状態(65秒)
  2. 50km/hまで加速する(18秒)
  3. 50km/hをキープして走行(12秒)
  4. 40km/hに減速して走行(4秒)
  5. アクセルをオフにした状態(4秒)
  6. 40km/hから60km/hまで加速(16秒)
  7. 60km/hをキープして走行(10秒)
  8. 60km/hから70km/hまで加速(11秒)
  9. 70km/hをキープして走行(10秒)
  10. 70km/hから50km/hまで減速(10秒)
  11. 50km/hをキープして走行(4秒)
  12. 50km/hから70km/hまで加速(22秒)
  13. 70km/hをキープして走行(5秒)
  14. 70km/hから減速して停止(30秒)
  15. アイドリング状態(10秒)

※10モードでの測定3回、15モードでの測定1回の結果から算出します。

引用:http://trucktorack.blog.fc2.com/blog-entry-455.html

時代が進むにつれ、自動車の使用環境や自動車の性能が大きく変化していくため、カタログの数値と実際の燃費に大きな違いが生じてしまいます。それを解消するために測定方法が改善されていき、現在は最新のJC08モード燃費で測定されているというわけです。

ただ、現在もJC08モードと10・15モード、それぞれの測定値を両方カタログへ記載している場合もあります。

10・15モード燃費とJC08モード燃費の違い

JC08モードの測定で用いられる走行パターン

  • エンジンが冷めた状態から測定
  • 平均速度が引き上げ
  • 最高速度が引き上げ
  • 車の測定時間が2倍

引用:http://trucktorack.blog.fc2.com/blog-entry-455.html

10・15モード燃費はエンジンが暖まった状態での発進で、加速や減速は緩やか、最高速度は70km/hだったのに対し、JC08モード燃費ではエンジンが暖まっていない状態でのスタートも加味されて、より激しい加速と減速、最高速度は80km/hでの測定へと変更されています。

その為車種によって差はありますが、基本的にはJC08モード燃費の方が10・15 モード燃費より、10~15%ほど燃費値が低くなる傾向があります。

実際の燃費との差

測定方法が見直しされていき、より実際の走行環境に近づけているとはいえ、やはり実際の燃費とはどうしても差が出てしまいます。平均するとJC08モード燃費より実燃費のほうが20%ほど低くなってしましいます。車購入を検討中の方はJC08モード燃費値より約20%を差し引いた値を参考にするとよいでしょう。

ただし、中古車を購入される際は10・15モード燃費で表示されている場合があるのでご注意下さい。

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