現行モデルの登場からすでに8年となる日産のコンパクトカー「マーチ」。
海外では新型(車名:マイクラ)がデビュー済ですが、日本のマーチの行く末に関しては謎が多い状況です。
2019年にも国内導入かという情報が出ていますが、現在どういう状況なのか、そもそも本当に発売されるのかなど、気になる動向を私見を交えつつお伝えします。
この記事の目次
マーチの海外版が先にフルモデルチェンジ!
欧州仕様のマーチ(海外名:マイクラ)が新型に世代交代し、2017年に発売されました。
ジュネーブショー2015で公開された「SWAY(スウェイ)コンセプト」がベースです。
- 精悍で上質なスタイリング
- 見た目だけじゃない確かな走行性能
- CMF-Bプラットフォームでサイズ&性能UP
など大きな進化を遂げています。
製造国のフランスでは早くも好調な売れ行きを記録しているようです。
※後ほど新型マイクラについてたっぷりご紹介!
新型の日本発売はどうなる?ノートとの差別化が鍵
日本導入が期待される新型マーチですが、一方で存続を危ぶむ声も聞こえています。
その理由は”サイズ”です。
現行マーチ | 新型マイクラ | ノート | |
全長 | 3825 | 3999 | 4020 |
全幅 | 1665 | 1743 | 1690 |
全高 | 1515 | 1455 | 1535 |
ホイールベース | 2450 | 2525 | 2600 |
ご覧のとおり、新型は一回り大きくなっています。特に全幅は+77mmで、5ナンバー規格をゆうに超えています。
近年、大型化が進む海外市場に迎合した形ですね。(新型シビックなどもそう)
大型化だけならまあトレンドだし…で済んだのですが、マーチに関しては、日産コンパクトクラスの主力となっているノートと車格が被ってしまうのが問題。
むしろ3ナンバーになることでノートと立場が逆転してしまいます。
これだと、欧州モデルをそのまま日本に投入しましょう〜とは簡単にいかないですね。

日産ノート
ただ、いまだに月1000台ほどを販売するマーチをはじめ、トヨタ・パッソやダイハツ・ブーンといったリッタークラスのコンパクトカーは一定の需要があります。
軽自動車との比較対象という重要な役割りも果たしています。
それだけに、日産ほどのメーカーがみすみす、”最コンパクトクラス”と”誕生35週年を迎えた歴史あるクルマ”を捨てるのは考えにくいです。
つまりマーチは”何らかの対策”によって存続。新型にフルモデルチェンジする可能性が高いとみています。
国内向けにリサイズ?欧州モデルとは全く別に開発?
では、日本版の新型マーチはどうなるのか。
海外版をそのまま持ってくるという可能性も残りますが、やはり全幅1700mm未満の5ナンバーサイズ死守が前提となるでしょう。

新型マイクラ
まず考えられるのが、新型マイクラのプラットフォームとエクステリアをそのままに、サイズだけ縮小するパターン。
しかし、車幅が1743mmあるので、フェンダーだけ引っ込める等の突貫工事では厳しい。結局大掛かりになりそうです。

現行マーチ
もうひとつは、日本向けに独自の新型モデルを開発する案。
新型マイクラは洗練されてシュッとした見た目に刷新され、ノートやリーフに似た雰囲気になりました。国内ではエントリーモデルとして差別化するために、今までのような丸みや親しみやすさを残すべきだと思います。
また、プラットフォームはルノー・クウィッドなどに採用された、Aセグメント向けのCMF-Aを使うかもしれません。
いろいろ考えられますが、今はもう少し続報を待ちたいと思います。新しい情報が入り次第、改めてお伝えします!
新型マイクラ(マーチ)のデザインやスペックを見てみよう
エクステリア
従来型はベーシックでおっとりしたイメージがありましたが、新型はスタイリッシュでスポーティーな外観にシフトチェンジ。
日産の新型車にこぞって導入している「V-Motion(ブイモーション)」を取り入れたフロントグリルを採用。LED化された鋭い眼光のヘッドライトも印象的です。
ボディサイドには、前後のフェンダーから中央に向かってV字型の切れ込むラインがあり、抑揚を表現しています。
テールランプは、スウェイコンセプトとよく似たV字型のデザイン。初心者マークを横にしたような形です。
インテリア
ボディサイズが大きくなったことで居住性が向上。インテリア全体のデザイン・質感も驚くほど進化しています。
インパネ周りはシンプルな設計。各パーツの配置や構成がとてもバランスよい印象です。
ソフトパットやメッキパーツ、ステッチ(刺繍)などの取り入れ方が絶妙で、クラス以上の高級感を感じさせます。
運転席のヘッドレストにスピーカーを内蔵した新開発の「BOSEパーソナルサウンドシステム」も注目。
新プラットフォーム
日産とルノーが共同開発した新開発の「CMF-Bプラットフォーム」を採用。
※CMF:コモン・モジュール・ファミリーの略
- コックピット
- エンジン
- フロントアンダーボディ
- リヤアンダーボディ
- 電子アーキテクチャー
の5つから構成されるもので、今までセグメント(車種・クラス)ごとに設計や開発、製造を行っていたプラットフォームを、コンパクトカーやSUV、大型セダンなど幅広く利用できるように共有化を実現したものです。
共有化によるメリットはとても大きく、開発・生産・管理に関わるコストを大幅に削減できるだけでなく、生産効率がアップすることによって工期も短縮することができます。
ちなみにCMF-Bは、ルノー・ルーテシア(クリオ)などと同じBセグメント用。2019年初頭にフルモデルチェンジ予定のジュークも使用します。
搭載エンジン&燃費
欧州仕様には3種類のパワートレーンを設定しています。
- 1.0リッター直列3気筒ガソリン(自然吸気)
- 0.9リッター直列3気筒ターボ
- 1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボ
一方、日本仕様に搭載が予想されるのは、ノートと同じ、
1.2リッター直列3気筒エコスーパーチャージャー(ガソリン)
-HR12DDRエンジン(DIG-S)
これを改良して搭載するといわれています。
ノートのJC08モード燃費は26.2 km/Lですが、サイズが小さいマーチで、かつエンジンを再チューニングするとなると、28.0 km/L前後(現行は23.0 km/L)になりそうです。
また、e-POWER搭載モデルの投入も噂されています。低価格で提供できるかは疑問。
さらに、欧州仕様の0.9L直3ターボを搭載したNISMOモデルの設定にも期待したいところ。
ライバル車のモデルチェンジの動向
ここまでマーチのモデルチェンジについての予想してきましたが、マーチと同等クラスのライバル車両は続々と情報が出回っています。このクラスは人気車両が多く、ユーザーの選択肢も多いため、マーチのモデルチェンジが遅くなるほど、更に存在感が薄れてしまうのは正直なところでしょう。
- 【ホンダ・フィット】2019年10月フルモデルチェンジ予定
- 【トヨタ・ヤリス(ヴィッツ)】2019年12月フルモデルチェンジ予定
新型マーチの発売時期
現時点で日本導入に関する正式なアナウンスはありません。
当初は2017年末にも発売かと予想されていましたが、2018年内すら可能性は低い状況です。
発売時期は、はやくても2019年後半になると思われます。
2019年8月現在、マーチについてのフルモデルチェンジの情報は各情報サイト、雑誌等々でも全く情報がない状況となっております。
2019年にモデルチェンジと噂されましたが、望み薄となっています。ノートとの競合性を考えると差別化することが難しいということが本音なのでしょう。マーチの現行モデルは今年でデビューから10年です。
かつて国内のコンパクトカー市場で絶大な人気を誇ったブランドだけに、日産の基幹車種としてもう一度輝きを取り戻してほしいものです。
マーチはフルモデルチェンジ周期が比較的長い車種です。
初代マーチと2代目マーチが10年、3代目は8年半というモデルライフでした。
また、同じくモデルライフが長くなっているキューブが、2019年の全面刷新でスライドドア搭載のコンパクトミニバンになると予想されています。
関連 日産新型キューブ 2019年フルモデルチェンジか!スライドドアのコンパクトミニバンに
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