トヨタの上級セダン「マークX」が、2016年11月22日にマイナーチェンジを実施しました。既に同日から発売開始となっています!
大幅なエクステリアの変更、スポーツグレードの追加、安全装備の強化など、さらなる進化を遂げています。
今回は、新型マークXのマイナーチェンジ内容を徹底解説していきます!
フルモデルチェンジを見送りマイナーチェンジ
マークII(MARK II)の後継モデルとして、2004年に登場したマークX(MARK X)。
2009年にフルモデルチェンジを行っているため、現在のマークX(GRX130)は2代目のモデルになります。その後、2012年にビッグマイナーチェンジを行い、デザインの大幅な変更や、ボディ剛性・静粛性の向上などが図られました。
フルモデルチェンジから既に7年がたち、そろそろ3代目にモデルチェンジをおこなうとみられていましたが、結局フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジにとどまる形となりました。
つまり、現行型になって2度目のビッグマイナーチェンジを行うということであり、現行モデルは後期型ではなく中期型になるというわけです。
2度目のビッグマイナーチェンジを行う理由とは

出典 – http://toyota.jp/markx/gallery/
フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジをおこなう理由は、各メディアで諸説取り上げられていますが、筆者は「TNGAをベースにしたFRプラットフォームを開発中」のためフルモデルチェンジを延期したとみています。
一方で、3代目となる次期マークXは、次期カムリハイブリッドと共通のプラットフォームを使用して兄弟車種となり、FFレイアウトに変更となるという悲しい情報を多く目にします。
しかし、FF化してしまうとマークXの存在意義が薄れてしまい、カムリとキャラがかぶってしまうことになるので、トヨタがそんなつまらないことをするとはどうも思えません。
そこで考えられるのが、トヨタもしくはレクサスのTNGAをベースにしたFR仕様プラットフォームの開発を進めているという案。
需要に対しコストがかかるという懸念点もありますが、是非実現してほしいところです。これなら、フルモデルチェンジではなく、ひとまずビッグマイナーチェンジによる手直しを挟み、数年延命して時間を稼ぐという戦略も納得できます。
※TNGAとはトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャの略称で、トヨタが開発したプラットフォームを軸とする次世代の車作りの方針のこと。主に、プラットフォームのことを指すことが多いです。現在はプリウスにTNGAが採用されています。
BMWと共同開発を行うため?
■次期スープラと予想されるコンセプトカー
また一部では、新型スープラと同じく、BMWと共同開発を行うため時間を要しているという話も出ています。BMWの3シリーズと兄弟車になるということらしいです。
興味をそそられる話ですし、それもアリだなと思いますが、実現したとすると価格帯がクラウン以上になってしまいそうなので、現実的にイメージしにくい話ではあります。
新型マークXを徹底解説!
さて、ここからは新型マークXの変更内容について詳しく解説していきます。
エクステリアを一新
エクステリアは、フロントマスクを中心にデザインを一新。
従来のモデルは、少し丸みを感じるフロントフェイスでしたが、新型はスポーツカスタム車の「Gʼs」のようにエッジの効いたスポーティな印象に変わりました。
ノーマル仕様では、どこか”普通のセダン”という域を超えられないイメージでしたが、マイナーチェンジによって、かなり洗練されてカッコよくなったなと感じます。
特に、ワイド&ローに構えるフロントバンパーとロアグリル、そしてメッキパーツを組み込んだフォグランプ周りのデザインが印象を大きく変えています。
また、周りを黒く縁取ったようなヘッドライトのデザインにも注目。キリっとした鋭い目つきになり、躍動感を感じさせるポイントになっています。
リアコンビランプは、G’sモデルのようなブラック基調のクリアランスレンズに。
デザインに大きな変更はありませんが、コンビネーションランプが変わるだけで、スポーティさが一気に増しています。
サイドも、フロントバンパーのデザインが変わったことで、伸びやかなスタイリングになったような気がします。
ホイールは、切削光輝+ダークグレーメタリック塗装を施した16インチアルミホイールや、スパッタリング塗装の18インチアルミホイールなどを用意。
特に、2インチアップの18インチホイールとなると、かなりスポーティで車全体の雰囲気が一気にかっこよくなるのでおすすめです!
ボディカラーは新色含む全6色
カラーラインナップは、新色の「トゥルーブルーマイカメタリック」と「プレシャスブラックパール(オプション設定)」の2色を含めた全6色を用意。
- ホワイトパール・クリスタルシャイン
- シルバーメタリック
- ブラック
- プレシャスブラックパール
- ダークレッドマイカメタリック
- トゥルーブルーマイカメタリック
”大人のスポーツセダン”と謳うだけあって、必要最低限な6色展開となっています。
また、洗車した時にできるような小さな擦り傷を自己修復する、「セルフリストアリングコート」が全てのカラーに塗装されています。
洗車が趣味の人にとってはうれしい配慮ですね!
新型マークXのインテリア
インテリアは基本デザインこそ大きな変更はないものの、全体的に質感が向上しています。
ディンプル付本革巻き4本スポークステアリングホイールの採用や、室内スイッチなどの照明がクリアブルーに統一されています。
各グレードによって素材やカラーの仕様が異なるので、自分の好みの内装を選ぶことができます。
新スポーツグレード「250RDS」「350RDS」 を追加
従来のスポーツグレード「250S」「250S Four」に加えて、より質感が高い「350RDS」、「250RDS」を新たに追加しました。
これに伴い、グレード体系は「スタンダート」と「スポーツ」の分かりやすいものに変更となっています。
スタンダードは、2WD仕様の「250G」、4WD仕様の「250G FOUR」、アルミホイールなど一部装備を簡略化した「Fパッケージ」がそれぞれ設定され計4タイプ。
スポーツは、先述した通り従来の2つと新たに設定された2つの計4タイプです。
スポーツグレードには、Bi-Beam LEDヘッドランプとLEDクリアランスランプ/デイライトを搭載し、精悍さや先進性が表現されています。
また、リアスポイラーもスポーティなデザインのものを装備しています。
さらに、新登場の「250RDS」と「350RDS」は、専用室内色として、ブラック×レッドとブラック×ホワイトを設定。
また、シートやインテリアパネルなどにも特別素材が使われるなど、ゴージャスな室内空間を演出しています。
※上記画像は、250RDSのブラック/ホワイト。
パワートレイン
エンジンは、レギュラーガソリン仕様の「2.5L V型6気筒DOHCエンジン」とハイオク仕様の3.5L V型6気筒DOHCエンジンの2種類。
駆動方式はFRレイアウトを継承し、トランスミッションはスーパーインテリジェント6速ATの一択となります。
発売前には、モデルチェンジの目玉として「クラウンアスリート」や「レクサスIS200t」などに採用されている「2.0L直列4気筒ダウンサイジングターボエンジン(8AR-FTS型)の追加が噂されていましたが実現しませんでした。
燃費性能は期待できず
燃費性能は、2.5Lエンジン搭載の2WD仕様で11.8km/L。4WD仕様が10.6km/L。
3.5Lエンジンを唯一搭載した「350RDS」は10.0km/Lとなっています。
実燃費では平均するとリッター10キロを下回ることになるでしょう。
「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備

出典 – http://toyota.jp/
衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P(トヨタ・セーフティ・センス)」が全車に標準装備されました。
このトヨタ・セーフティ・センスPは、搭載するミリ波レーダーと単眼カメラのセンサーによって、事故の回避や衝突時の被害軽減を支援してくれるシステム。
歩行者を検知して衝突回避を支援する「プリクラッシュセーフティ」や車線逸脱の危険を運転者にお知らせする「レーンディパーチャーアラート」など、4つの先進安全機能が搭載されています。
なお、トヨタ・セーフティ・センスには、コンパクトカー向けの普及版「C」タイプと、中・上級車向けの「P」タイプの2種類がありますが、マークXには「P」タイプが設定されています。
トヨタは2017年までに日米欧で販売する全ての乗用車に、トヨタ・セーフティ・センスを装着すると発表しています。
新型マークXの「G’s」は発売される?
2012年に実施した1度目のマイナーチェンジの際は、発売と同時にスポーツコンバージョン車の「G’s」が発表され、通常モデルから約1か月半後に販売開始となりました。
しかし、今回、2度目のマイナーチェンジをおこなった際は、G’sの発売に関して何も発表されていません。
恐らく、今回はG’sは設定されないと思われます。
理由は2つ。
一つ目は、今回の新型マークXは、そもそもG’sに近いスポーティなデザインになったという点です。かなり良いデザインになったので、G’sで差別化する必要がなくなったということですね。
二つ目は、マークXの販売台数です。現在、G’sの設定があるのは、プリウスやハリアー、ヴォクシーなど計6車種ありますが、マークXは、それら人気車種と比べると元々の販売台数が多くありません。つまり、設定しても採算が合わないんです。
加えて、400万に迫る価格も原因のひとつでしょう。クラウンのエントリーグレードが買えてしまうレベルですからね。
ただ、先ほどもお伝えしたように、今回の新型はG’sに匹敵するデザイン性を持ち合わせています。以前からG’sの購入を検討していた人は、かなり魅力に感じているのではないでしょうか。
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