みなさんはセダンにどのようなイメージを持っていますか。
「高級車」「年配向け」「タクシー」……?
いつの時代にもファンを持つオーソドックスな形のひとつですが、当たり前に使われる言葉だけに、その定義を聞かれると答えるのが難しいですよね。
車のセダンとは|定義や特徴
セダンとは、シルエットとドア数によって分類される車のカテゴリーのひとつで、乗用車のことを広く表します。
一番の特徴は荷物を載せるトランクが独立していること。荷物と人を乗せる場所がきちんと分かれているので居住性が高いです。
教習車やタクシーにも使われ、車の基本と言われる形ですね。
オーソドックスなセダンには4つのポイントがあります。
- 2列シート
- 4ドア
- 3ボックス
- 低い車高
なかでも、キャビン(乗車室)をボンネット(エンジンルーム)とトランク(荷物置き)で挟んだ3ボックスタイプであることが大きな特徴です。
分かりやすくいえば、「はな」と「おしり」が前後にのびた車ですね。
『クルマを書いて』とお願いしたら、多くの人がこの形を描くのではないでしょうか。
セダンの種類は多種多様
2ドアや2ボックスも
1966年発売の初代・サニー(日産)、初代・カローラ(トヨタ)は2ドアのセダンです。
また、ハッチバックタイプのセダンなどは2ボックスと考えられます。
このような形も含めて広くセダンと呼ばれることから、厳密な定義は難しくなっています。
その他にもいろいろな形がある
2ボックスセダンの他にも、
- ノッチバックセダン
- セミノッチバックセダン
- ファストバックセダン
- 4ドアハードトップセダン
- スポーツセダン
- 軽セダン
- ハッチバックセダン
などがあり、さらに細かい分類が存在します。
ルーツはイタリアの乗り物
17世紀頃、イタリア南部から広まった乗り物の「セダンチェア」がルーツ。
写真を見てみると、なるほど、セダンと同じようにキャビンが独立していますね。
セダンチェアのセダンは「腰掛ける」という意味を持つラテン語の【sedeo】が語源です。
セダンのメリット
セダンはどのメーカーからも発売されている普遍的な形です。
セダンの魅力、メリットをご説明します。
美しい外観
「車としての本来の形」ともいえる、オーセンティックな美しさには根強いファンも多いです。
- ロールスロイス・ファントム
- リンカーン・リムジン
- メルセデスベンツ・Cクラス
- アウディ・A5
- レクサスLS
- トヨタ・クラウン
- 日産・プレジデント
- 日産・スカイライン
- スバル・インプレッサ
- ホンダ・レジェンド
このように有名な高級車にセダン型が多いからか、ステータス性もあります。
世界都市「中国・上海」では街中の車がセダンだとか。
運動性能
重心が低いためふらつきにくく、コーナリングも操作しやすいです。ボディ形状から風の影響も受けにくいです。高速走行時には特に、抜群の安定感を感じられます。揺れが少なく乗り心地がいいので車酔いしやすい人にも優しい車です。
エンジンスペースが広く、パワフルなエンジンを積めるメリットも。比較的車体が軽いこともあって、加速力が高い車種が多いです。
ボディ剛性
ミニバンやSUVのフレームは、ひとつの大きな箱の様な形状をしています。これに比べてセダンはトランクルームがキャビンと別にあるので構造上とても頑丈です。
車は潰れることで衝撃吸収をするので、前と後ろが出っ張ったセダンのデザインは衝突事故に強いと言えます。
静粛性
2ボックスのボディと比べて空間が仕切られているため、ノイズの反響が少なく静かです。車高の低さから高速走行時の風切り音も少ないです。
視界を遮らない安全性
車高が高い車の後ろは走りたくないですよね。その点セダンは視界を妨げることがないので、後続車に優しい車です。これによって追突事故に巻き込まれるリスクが下がります。
運転者から見えるリアウィンドウの視界も良好です。
機械式駐車場の高さ制限
機械式駐車場(立体駐車場)には車のサイズ制限があります。
高さの上限は1550mmであることが多く、最近は1570mmも増えています。セダンは車高が低いので、ほぼ100%利用することができます。
ちなみに、車幅は1800mmがひとつの境目。もちろん、それ以上でも入れられるところはあります。1800mmを死守してきたクラウンなら大抵は大丈夫ですが、レクサスLSのような大型セダンは注意が必要です。
セダンは車高が低いことによって足回りが安定するので、初心者に適した車と言えます。そのため教習所でも長く利用されてきました。
MT車の教習ではAT車の練習も用意されていますが、この時にMTで使ったものとまったく違う車だと操作に慣れるのが大変ですよね。同一の車種でAT/MT両方のつくりがあることもメリットです。
セダンのデメリット
国産セダンの売り上げは最近あまりふるわないと言われます。確かに一時ほどは街で見かけなくなりましたよね。
そんなセダンのデメリットはどんなところでしょうか。
低い車高の不便
天井からの圧迫感
ほとんどのセダンが車高1500mm以下となっています。見た目の美しさや重厚感にもつながる”低い車高”ですが、「天井が低くて窮屈」と感じる人もいるようです。
最近流行りのミニバンや軽自動車は、広々とした空間を保つため背の高いものが多いです。こうした車と比べると、やや窮屈な印象を受けるかもしれません。
乗り降りしづらい
シートの位置が低めなので荷物を持って乗り降りすると足腰に負担が掛かりやすいです。特に小さなお子さんを抱えての乗降は大変かもしれません。
空間効率の悪さ
多くの車がキャビンをより広くするためにトランクを取り去りました。そんな中トランクを設けているのは持ち味のひとつなのですが、そのせいでスペース効率が悪くなっているところもあります。
セダンのトランクは狭いです。荷物のスペースが限られているので、旅行やアウトドアには不向きかもしれません。また、トランクが独立しているため、後部座席から手を伸ばして荷物をとることが出来ないです。※ハッチバックタイプなら可能
偏ったイメージ
ヤンチャな人にも人気
セダンの愛好者の一部には、グレーゾーンなカスタマイズを施したり、煽り運転をするようなマナーの悪いドライバーもいます。そのため「セダン=怖い人の乗る車」というイメージを持っている人も少なからずいるようです。
オーソドックスなだけに……
マークⅡやクラウンがヒットしたのが1990年。それからおよそ30年が経った今、セダンのファンには年配の方も多く、若者にとってはやや古臭いイメージもあるようです。
現在人気の車は「実用性の高さ」「ファミリーに使いやすいこと」が徹底されています。メリット・デメリットに見られるセダンの特徴は、ちょっと時代に向かないところもあるのかもしれませんね。
セダンとクーペの違い
クーペの特徴は次のとおりです。
- 主に2ドア
- 運動性能が高い
- デザイン性が高い
デメリットは運動性能を重視したことにより居住性が低くなっていること。
とはいえ、クーペを”2ドアのセダン”と表現することもあり、クーペとセダンにはっきりとした区別はありません。
ちなみに、クーペといえば2ドアが主流ですが、最近はベンツやBMWなどの海外メーカーを中心に、実用性を兼ねた4ドアクーペも人気が出てきています。
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