ステーションワゴンとはどんな車?特徴やメリット・デメリットを解説!

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1990年代にブームとなり、車のカテゴリーのひとつとして確立されたステーションワゴン。

アウトドアなどに便利なラゲッジスペースをたっぷりと確保しながら、生活を感じさせない都会的なデザインが人気です。

ブームの成り立ちにも触れつつ、バランスの取れたその魅力をご紹介します。

ステーションワゴンとは

ステーションワゴンとは、セダンの屋根(ルーフ)を伸ばしたようなスタイルで、2BOXの構造を持つ車です。後部座席の後ろに広い荷物置き場を持ちます。

特徴

トヨタ・カローラフィールダー

トヨタ・カローラフィールダー

  • 4ドア+ハッチバック式後部ドア
  • 2列シート
  • 2BOX
  • 広いラゲッジスペース
  • 低めの車高

これらの特徴から〈車高の低いミニバン〉とも〈荷物を多く積めるセダン〉とも表現されます。

ハッチバックとの違い

跳ね上げ式の後部ドア・後部座席の後ろにラゲッジスペースがある点では「ハッチバック」とも似ていますが、全長がハッチバックより長く、その分ラゲッジスペースがかなり広いです。特性上、コンパクトカーに多い形となっています。

セダンとミニバンのいいとこどり

ステーションワゴンは「ミニバンの実用性」と「セダンの運動性能」を兼ね備えた車と言われています。

「ミニバン」はキャビンが広く荷物が多くつめます。その代わりに車高が高く走行が安定しないところもあります。

一方「セダン」は車高が低く安定した走行が可能で、快適さを重視していますが、トランクは小さめ。

ステーションワゴンは車高は高くないのでセダン並みに安定した走行で、ミニバンとは違って立体駐車場にも停めることが出来ます。トランクは個別に設けずキャビンを広めにとっているので、荷物をたくさん積めて遠出にも便利です。

ブームのきっかけはレガシィ

スバル・レガシィツーリングワゴン

1989年に発売された「スバル・レガシィツーリングワゴン」が、ステーションワゴンブームの火付け役です。

それまでワゴン型の車と言えば、商用ライトバンを車検を避ける目的で乗用車登録しただけのものばかりでしたが、ワゴン専用に設計されたレガシィは、セダンの乗り心地に近くそれでいて荷物を積めることでユーザーに受け入れられました。その売り上げが当時深刻な業績不振だったスバル(当時:富士重工)を倒産危機から救ったとも言われます。

1990年代後半にミニバンに取って代わられるまで、ワゴンブームは続きました。

名前の由来

station[駅]+wagon[馬車]=「駅馬車」

その名の通り「駅馬車」が由来です。アメリカの駅馬車は列車から降りた人とその荷物を目的地まで連れていくための乗り物で、現在のバスのような役割をしていました。

代表的な車

国産車だと次のような機種があります。

  • スバル・レガシィツーリングワゴン(レヴォーグに継承)
  • トヨタ・カローラフィールダー
  • マツダ・アテンザワゴン
  • ホンダ・シャトル
  • 日産・ウイングロード

他にも、ステーションワゴンは輸入車が人気です。

  • BMW・3シリーズツーリング
  • アウディ・アバント
  • メルセデスベンツ・Cクラスワゴン
  • フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
  • ボルボ・V60

ステーションワゴンのメリット

多くの車のいいところを集めたような”バランスの良さ”が魅力です。

運動性能の高さ

車高が低く走行に安定性がある「セダン」に近い運動性能を持っていて、本来車体の大きな車には難しいスポーティーな走りが実現されています。走行音も比較的静かです。

安全性については、セダン型には届かないまでもハッチバック(ラゲッジスペースが小さい)よりも高いとされています。

広いラゲッジスペース

ステーションワゴンの荷物置きは贅沢な広さです。後部座席を格納してしまえば自転車を積むことも。ステーションワゴンに愛車を積んでいけば、離れた地でサイクリングを楽しむことが可能です。

安定した走行性と荷物の積載機能を兼ね備えているので、車で遠出をする人には向いています。

立体駐車場もOKの適度なサイズ感

広々としたキャビンの割りに、車高は高架下の道路や立体駐車場もOKのものがほとんどです。道路を選ばずに走れる、駐車場を選ばず停められることでドライブのストレスが軽減されます。

ステーションワゴンのデメリット

目立ったデメリットはありません。しかしバランスが取れているだけに、メリットデメリットのはっきりとした他の車と比べると突出したメリットがなく、物足りなく感じるところもあります。

ファミリーカーとしてはやや不十分

セダンと比べるとたくさん荷物が詰めるのですが、それでもミニバンと比べてしまうと積載量が少ないです。特に乗車人数については、ステーションワゴンは2列シートなので、大家族は乗り切れません。

また、車高が低くスライドドアもないため、小さな子供ならシートの上で立ち上がれたり、乗り降りが楽だったりするミニバン独自の良さもありません。

ファミリーカーとしての実用性を何より重視する人には、やはりおすすめ出来ません。

車種が限られている

ステーションワゴンはあまり車種が豊富ではありません。選ぶ段階も車の楽しみのひとつですから、たくさんの中から選ぶことが出来ないのは難点かもしれませんね。

ステーションワゴンを選ぶなら、輸入車や中古車のラインナップも見てみるといいかもしれません。

ステーションワゴンはこんな人におすすめ

記事のはじめに「セダンとミニバンのいいとこどり」と表現したように、ステーションワゴンの売りは「実用性と運動性能のバランス」です。

家族で快適にドライブしたいママと、車を走らせることを楽しみたいパパ、両方の夢を実現するのがステーションワゴンなのではないでしょうか。

もしもステーションワゴンに乗るなら、積載量と走行性能のどちらを取るかを決めて、より自分の用途に見合った車を選ぶのがポイントです。

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