スタッドレスタイヤの寿命を確認する方法と正しい保管の仕方

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スタッドレスタイヤの買い替え時期を判断するのって難しいですよね。

  • 購入して3年なのにスリップしやすくなってきたな・・・買い替えないとダメ?
  • 来年新車に買い替えるし、あと1年だけ使えないかな?

など、いろいろなケースで悩まれる方が多いのではないでしょうか。

雪道を走る車の前輪

3年周期で買い替えるという人や、なかには新車と一緒に購入した時から10年間使い続けているというツワモノもいます。さすがに10年はすぐにやばいと分かりますね(笑)

タイヤは命を運ぶクルマの土台。車のなかでもとても重要なパーツです。特に雪道やアイスバーンといった、過酷な環境を走るためのスタッドレスタイヤについてはより慎重になる必要があります。

今回は「スタッドレスタイヤの安全に使える年数」「寿命の簡単セルフチェック方法」「長く使うための方法」など「スタッドレスタイヤの寿命」をテーマにご紹介していきます!

スタッドレスタイヤの寿命はどのように判断する?

スタッドレスタイヤの寿命の判断基準として、まず使用年数走行距離が目安とされます。

一般的に国産タイヤの使用年数の目安は3年~4年(シーズン)

走行距離は10,000~15,000kmがスタッドレスタイヤとしての性能を発揮できる年数といわれています。
※ちなみに夏タイヤの使用年数目安は5年~6年、走行距離目安は50,000km前後。

ただし、使用年数走行距離はあくまで目安のひとつなのです!

もちろん、使用年数や走行距離で買い替えの判断をしてもいいのですが、同じ使用年数や走行距離だったとしても、実際は使用条件や保管の方法によってスタッドレスタイヤの状態は大きく変わってくるのです。

  • まだもう少し使える状態なのに買い替えてしまった(早いに越したことはないですが)
  • 危険な状態なのに使用していて事故を起こしてしまった(後悔だけが残ります・・・)

という事をなくすためには、自分でも正しい判断ができるようになっておく必要があります。

では、具体的にどこを見てスタッドレスタイヤがまだ使えるか判断するのかというと、タイヤの溝の深さゴムの柔軟性の2つです。それぞれ見ていきましょう。

「タイヤの溝の深さ」をチェック!

溝の深さが新品時の50%になったら雪道やアイスバーンでの性能が低下します。

購入時に比べて溝が半分になったら冬用タイヤとして機能せず危険!買い替えが必要ということです。

溝の深さは「プラットフォーム」という目印を確認することで、簡単にセルフチェックすることができます。

プラットフォームを探すには、タイヤの側面(サイドウォール)を見るとすぐ分かります。

下の写真のように矢印(←)がありますが、この矢印をたどっていった先のタイヤの接地面(トレッド面)にプラットフォームがあります。

スタッドレスタイヤのプラットフォームを差す矢印

出典 – http://www.aihiro.com/2015/10/blog/studless-lifespan

下の写真は新品時のプラットフォームです。真ん中に線が3本ある突起がプラットフォームです。まだ溝に半分隠れているのが分かります。

新品スタッドレスタイヤのプラットフォーム

出典 – http://www.aihiro.com/2015/10/blog/studless-lifespan

次の写真はそろそろ寿命に近い状態です。

あともう少しで完全にプラットフォームが露出し、タイヤの接地面と同じ高さになります。こうなるとスタッドレスタイヤとしては使えない状態です。

そろそろ寿命のスタッドレスタイヤのプラットフォーム

出典 – http://www.aihiro.com/2015/10/blog/studless-lifespan

※プラットフォームが露出しても、凍結・積雪路面以外では使用できます。ただし、夏タイヤ(ノーマルタイヤ)に比べて乾燥路の走行性能は劣るのであまりおすすめはしません。夏タイヤの使用限度の確認方法は「スリップサイン」で確認する必要があります。

「ゴムの柔軟性」をチェック!

製造時期を確認

スタッドレスタイヤは雪や氷上で滑らないようにするために、氷の面にしっかりとゴムがくい込むようとても柔らかいゴムでできています。

新品の時が一番柔らかいのですが、時間の経過とともに固くなっていきます。まったく使っていなかったとしても、製造されてから年数が経つと次第に硬化して弾力性がなくなってしまいます。

そのため、先ほど使用年数の目安が3~4年とお伝えしましたが、「製造時期」も注意する必要があります

タイヤ販売店やカー用品店などで販売しているタイヤは問題ないと思いますが、オークションなどで購入する場合、「新品」と説明されていたが実は製造時期がかなり以前のものだったというトラブルもあるようなので注意が必要です。

ちなみに製造時期はタイヤの側面に印された、「セリアル」という4桁の数字を確認するとすぐに分かります。最初の2桁が「製造された週」、後ろの2桁が「製造された年」です。

スタッドレス寿命_4

出典 – http://www.aihiro.com/2015/10/blog/studless-lifespan

ゴムの硬さを硬度計で確認

ゴムが硬化していないかを確認します。

製造時期だけだと使用環境や保管方法の違いで柔らかさに差が出ますので、実際に測定してまだ使えるかの判断をします。

明らかに硬くなっているときは手で触って確認することもできますが、微妙な硬さで判断できない時は、硬度計という測定器を使ってタイヤの硬さを測ることができます。

ブリジストンのタイヤ硬度計

出典 – http://www.aihiro.com/2015/10/blog/studless-lifespan

測定方法は、タイヤ硬度計から出ている針をタイヤに押し付けることで測定します。詳しい測定方法については、各硬度計の説明書を確認してください。

なお、硬度計は4千円ほどから購入できます。Amazonなどの通販で買うことも可能です。

ちなみに、自分で硬度計を購入しなくても、タイヤ販売店やカー用品店であれば、ほぼ硬度計がありますので測定してもらうことができます。

その際に、ひび割れやその他の外傷がないか合わせてチェックしてもいましょう。

ただし、営業トークでタイヤの買い替えを勧めてくる人もいますので、しっかりタイヤの状況や買い替えが必要な理由を聞き、冷静な判断をしてくださいね。

スタッドレスタイヤを長持ちさせる方法とは?

次に、少しでもスタッドレスタイヤを長持ちさせる方法を一挙ご紹介していきます!

その1 「必要な時期」以外は夏タイヤに交換

一般的にスタッドレスタイヤが必要になるのは、11月末~3月末までの4か月間ほどでしょう。忙しかったり、めんどくさかったりで、ついつい夏近くなってもスタッドレスのままという方も結構いるのではないでしょうか。

劣化が早まるだけでなく、乾燥路を走る性能は夏タイヤより低いので危険性が増します。さらに燃費性能も夏タイヤより劣ってしまいます。

このようにメリットが一つもありませんので、スタッドレスタイヤが不要なシーズンになったら交換しましょう。

その2 長持ちさせる「運転の仕方」

スタッドレスタイヤを長持ちさせる最大のポイントは乾燥した道路の走り方です。先ほど説明したとおりサマータイヤより柔らかいので非常に摩耗しやすいです。

  • 急発進や急ブレーキをしない
  • コーナーを勢いよく曲がらない

など、丁寧な運転を心がけることでスタッドレスタイヤの寿命を延ばすことができます。

その3 長持ちさせる「保管の方法」

しっかり洗浄する

シーズンオフに正しく保管するのも長持ちさせるポイントです。

柔らかいゴムを硬くしないために、泥や油脂、融雪剤など、付着した汚れを水で綺麗に洗うことが重要です。汚れがついたまま1シーズン放置することになると、その部分を中心にゴムの劣化・硬化が進んでしまいます。

また、タイヤを洗う際に洗剤や保護材などを使うと、ゴム本来の保護成分を流してしまったり、劣化に繋がる可能性があるので、水で汚れを流すだけで十分です。

そしてもう一つ重要なのは、水気を残さないということです。水で洗った後は自然乾燥させましょう。急いで乾燥させる必要があるときは、なるべく綺麗な雑巾や、古くなったいらないタオルなどで拭き取り、水分を取り除きます。

空気をぬく

タイヤへの負担を少なくするために空気を抜き、空気圧を指定値の半分ぐらいに下げることが理想です。次回使用する際は、再度適正空気圧に戻しましょう。お店でタイヤ交換をしてもらった場合は空気を抜いてくれます。

また、空気を抜かずに保管する場合の注意点ですが、保管しているだけでも自然と空気は抜けていきます。自分で交換した際は、どちらにしても空気圧のチェックを必ず行いましょう。

直射日光を避け、カバーをつける

直射日光があたると硬化やひび割れがおこるスピードが早まります。風通しがよい日陰の場所が適しています。さらに、タイヤ用のカバーやビニール袋をかぶせるなどしてタイヤを守れればベストです。

車にスタッドレスタイヤを装着しているときも、カーポートがある駐車場や日陰になりやすい場所に停めることで寿命を延ばすことができます。

あと保管する場所についてですがガレージ内や物置、ベランダなどに保管する方が多いですね。もし自宅に保管場所がない場合は、タイヤ保管サービスを利用する方法があります。

私の家の近くのガソリンスタンドでは、年間5,000円で保管してくれて、タイヤ交換費用が無料になります。通常タイヤ交換の費用は3,000円前後かかるので、自分で寒い中交換したり、カー用品店などの交換サービスに持っていって、また持ち帰ってくる苦労を考えればかなり安いですよね。近所で安い保管サービスがないか探してみるのをおすすめします!

ホイールをつけたまま平積みで置く

タイヤの平積み

平積み

タイヤの縦積み

縦積み

基本的に、ホイールをつけたまま平積み(横積み)で置くのが理想です。積むバランスが悪いとタイヤが傷む可能性があるので、真っすぐ並べて積み上げましょう。

また、ホイールがついていない場合は縦積みにしておきましょう。

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