必読!煽り運転・危険運転されたらどうすべき?対処法と事前にできる対策

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煽り運転は『車間距離保持義務違反』に該当し、2016年に摘発された件数は8,000件近くにものぼります。

また、9割以上のドライバーがあおり運転の被害にあっているというデータも。これらの数字を考えると、私たちが巻き込まれる可能性は決して低くありません。

ドライバーと同乗者の身を守るため、煽り運転に遭った時の対処法を覚えておきましょう。

あおり運転とは

東名高速道路でのいたましい追突事故をうけて「煽り運転」「危険運転」があらためて問題視されています。

東名高速の事故で注目

2016年6月に発生し、記憶に新しい東名高速の事故。10月に再現された事故の一連の経緯は次のようなものです。

 [被害者] パーキングエリアで駐車の仕方について容疑者に注意。

 [容疑者] PAを出た被害者の車を追跡。事故前の2分で4度、被害車両の前に割り込んで減速を繰り返す。

 [被害者] 容疑者が被害車両の前で車を停止。追い越し車線で停止させられた被害者の車に後続のトラックが追突。

このような状況から〈妨害目的での急接近と危険を生じさせる速度での運転〉が事故の原因であるとして、容疑者は危険運転致死傷罪で起訴されることになりました。

どんな運転のことを指すか

あおり運転は「車間距離を詰めて走ることで前方の車に威圧感を与える」「車の前に割り込んでブレーキを踏む」などの妨害行為です。

他にも次のような運転方法で威嚇することが”あおり運転”と総称されています。

  • クラクション
  • ハイビーム
  • パッシング
  • 幅寄せ
  • 追い回す

進路を明け渡すように強要する目的でおこなう場合が多いですが、中には賠償金目的であおり運転をする”当たり屋”と言われる悪質なドライバーもいます。

れっきとした法律違反

あおり運転は法律ではどのような違反に該当するのでしょうか。

車間距離の不保持

あおり運転の「車間距離を必要以上に詰める行為」は道路交通法の『車間距離保持義務違反』にあたります。

▼車間距離不保持の反則金

違反した場所  減点  反則金
大型 普通 二輪 原付
高速自動車 2点 12,000円 9,000円 7,000円 6,000円
一般道路 1点 7,000円 6,000円 6,000円 5,000円

このように、走っている道路の種類と車の大きさによって罰則が変わります。

あおり運転が原因の死傷

さらにあおり運転が原因で相手を怪我または死亡させてしまった場合、『危険運転致死傷罪』が適応される場合があります。こちらは罰金でなく懲役です。

▼危険運転致死傷の罰則

危険運転致死傷罪 相手が負傷 15年以下の懲役
相手が死亡 1年以上の有期懲役

免許については[違反45~62点(免許取消)/欠格期間5~8年]です。

車間距離はどこまで詰めると違反なの?

車間距離には明確に「〇mとりましょう」という規定はありません。

そこで、目安となる距離をご紹介します。

適正な車間距離

ブレーキをかけた時に安全に停止できる距離(停止距離)が車間距離の目安です。

【高速道路】適正車間距離=運転速度

高速道路では車のスピードと同じ距離を保てていればOKです。

 例:100㎞/hで走行中の場合→車間距離100m ※乾いた道路の場合

車間距離を確認出来るようデリニエータや標識が設けられているので参考にしてください。

【一般道路】適正車間距離=運転速度-15

一般道路(30~60㎞/h)では、車のスピードから「15」を引いた数字と同じ距離を保ちましょう。

 例:60㎞/hで走行中の場合→ 60-15=45 車間距離45m ※乾いた道路の場合

30~60㎞/hで走行している場合、前の車がある地点を通過してから「2秒」後にそこを通過するくらいの間隔と覚えておきましょう。

状況に応じた車間距離

降雪時・雨天時・トンネル内・見通しの悪い道路・トラックの後ろなどではさらに広く車間距離をとることが推奨されています。タイヤの状態や荷物の重さも計算にいれて適正距離を判断出来るとベストです!

あおり運転をされた時の対処法

次は、実際にあおり運転の被害に遭ってしまった時の対処法です。こちらの3ステップが基本となります。

  1. 慌てずそのまま走行
  2. 停車して追い越してもらう
  3. 車から降りずに110番

1.慌てずそのまま走行

あおり運転をされると不安な気持ちになりますよね。でも慌てるのは禁物です!

まずは落ち着いて、自分の運転が周囲の迷惑となっていないか考えましょう。

自分に直すべきところが無ければ怯える必要はありません。様子を伺いながらも、しばらくはそのまま”我が道をゆく”気持ちで運転を続けましょう。

2.停車して追い越してもらう

それでも煽られるようなら、人目につく道路の左端に車を寄せて道を譲ります。

停車の仕方を間違えると後続車の追突など思わぬ事故に繋がりますので、安全な手順をご紹介します。

安全な停車の手順

①ハザードランプを点灯させて、周囲の車に停車すること(危険な車の存在を周囲に伝える意味も)を知らせます。

②停車に適した道路か、今減速しても大丈夫かなど、状況を確認。ハザードランプを点けてから10秒は減速するのを待ちます。

③安全な車道の左端に沿って停車します。ハザードランプには追突も防ぐ効果もありますので、停車中はそのままつけっぱなしにしておきましょう。

高速道路では

2016年に摘発された『車間距離保持義務違反』のうち、9割が高速道路での事故なんです。警察は”追突事故の原因になる”として高速道路での停車を避けるよう指導しています。

高速道路の場合は停車を考えず、まずは速度を下げて運転しながら様子を見ます。この時、近くにパーキングエリアを見つけたらそこに入るのがベストです。

また、追い越し車線(右側)を走り続けないよう気を付けましょう。

3.車から降りずに110番

上記の方法で相手が通り過ぎてくれたらいいのですが、車を停めて降車してくることもあります。このような時は「110番」で通報します。

この時の注意点は、絶対に車から降りずに鍵をロックしておくことです。車外での話し合いを要求されるかもしれませんが、応じないようにしましょう。

電話をしている姿を相手に見せるとそれだけで防犯の効果があります。110番は敷居が高いかもしれませんが、危険を感じたら躊躇せず通報しましょう。電話をしているうちに相手がその場からいなくなってしまっても大丈夫です。

こんな対処はNG

私たちの考えがちな対処法の中には、事態の悪化を招く可能性のあるものもあります。特に次の対応はしないようにしましょう。

あわてて路地に逃げる

急に速度を上げたり狭い路地に入ったりして逃げ出そうとするのはやめましょう。かえって相手を刺激して標的となってしまいます。人目につかないところへ行くのは防犯上も良くないです。

逃げ込むなら人目につく場所です。スーパーやコンビニの駐車場など、防犯カメラのある明るい場所まで落ち着いて車を走らせましょう。

対抗したり仕返しを考える

自分に非がないのに煽られた場合は、仕返ししたい気持ちが湧いてくることもありますよね。そんな時もぐっとこらえて下さい。

急減速・急ブレーキ・急発進などは相手を刺激してしまう恐れがありますし、事故の原因にもなります。

事前にできる、あおり運転対策グッズ

次は事前に出来る対策として、今注目されているカー用品をご紹介します。

ドライブレコーダーで監視

ドライブレコーダー

出典:amazon.co.jp

東名高速道路で起こった事故の真相解明にはドライブレコーダー(通称ドラレコ)の記録が役立ちました。

この報道を受けて、大手カー用品店「オートバックス」ではドラレコの売り上げが3倍に伸びているそうです。(※去年との比較)

トラブルの発生時に重要な証拠となりますので本当におすすめです。一緒に「録画中」を示すステッカーも併用しましょう。

カメラはダミーでもOK

ドライブレコーダー録画中ステッカー

出典:amazon.co.jp

あおり運転は法律違反ですから、監視体制をアピールしておけば仕掛けてくる車は格段に減ります。

本物でなくても、ダミーカメラやステッカーを設置するだけでも効果が期待できますよ。ぜひ取り入れて見て下さい。

「お先にどうぞ」マークでゆずる

煽られやすい運転のひとつに周囲よりも遅い速度で走っているケースがあります。とはいえ法定速度を守ることは大切ですし、赤ちゃんが乗っていたりするとなかなか速度が出せませんよね。

そんな車には「安全運転中です」「お先にどうぞ」などのメッセージステッカーを貼っておけば、安全な速度での走行を理解してもらえるはずです。

なお、ステッカーには車間距離をとるよう促すものもありますが、後ろを走るドライバーによってはこの警告が逆効果となることもありますので、ステッカーのメッセージ内容は吟味しましょう。

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