皆さんもご存じのとおり、フォルクスワーゲンによるディーゼルエンジン搭載車の排出ガス不正問題が依然として話題になっています。
数十年ほど前、ディーゼルエンジンはトルクを出しやすいことや、ターボとの相性がいいという点で搭載されている車は少なくありませんでした。
しかし、排気ガスに窒素酸化物、硫黄酸化物、黒煙など、人体に悪影響を及ぼしたり環境に良くない成分が多く含まれていることで、バスやトラックの大型車を除く一般自動車では姿を消していました。
ここ数年で、クリーンディーゼルという言葉をよく耳にするようになりましたが、科学技術の進歩によって、有害な成分を出さないディーゼルエンジンが開発されています。それによって、エンジンを小型化する、いわゆるダウンサイジングが流行しているのです。
しかし、フォルクスワーゲンのスキャンダルにより、そのイメージも下がってしまったことでしょう。フォルクスワーゲン以外にもディーゼル車を販売しているメーカーはたくさんありますが、なぜトップメーカーの一つであるフォルクスワーゲンが不正を起こしたのでしょうか。
各社のクリーンディーゼルの特徴
そもそも、従来のディーゼルエンジンは燃費やトルクの面では力を発揮しますが、有害物質を排出したり、ノイズが大きいため、環境問題や騒音問題に厳しい現在では非常に嫌われるものでした。
しかし、2007年にメルセデスが採用した新世代エンジンは、ULSD(Ultra Low Sulphur Diesel)と呼ばれる硫黄含有量が少ない燃料を用いることに加え、特殊なフィルターを用いることで、厳しく規制されている硫黄酸化物の排出量の規則をクリアしています。
その後メルセデスは、AdBlueとして知られる排気システムを採用しました。これは排気流の途中で尿素を送り込み、窒素酸化物の排出を減らすものです。
その数年後にはホンダが新世代エンジンを採用し、続々と大手自動車メーカーがディーゼル車を発表。大規模な開発競争となっています。
ここ最近では、マツダのスカイアクティブがディーゼルとしては有名です。通常、ディーゼルエンジンの圧縮比は18程度ですが、スカイアクティブではほぼガソリンエンジンと同じ圧縮比の14を実現しています。これにより異常燃焼が起こりにくくなったり、効率的に燃料を燃やすことができるようになりました。
このように各社が必死となって開発した努力も実り、時代遅れとされていたディーゼル車も次第に人気を回復しつつありました。
フォルクスワーゲンの不正の中身とは
アメリカの調査団体がフォルクスワーゲンの排ガス不正を疑い調査をしたところ、フォルクスワーゲンが排出ガスの基準値テストを切り抜けるために、不正なソフトウェアを用いていたことが発覚。それは、テスト中であることをソフトが察知し、自動的にクリーンモードにしてテストを切り抜けるというものでした。もちろん、実際に一般道を走行しているときはノーマルモードに切り替わり、規定値以上の有害物質を排出していました。
なぜ、フォルクスワーゲンともあろうトップメーカーがこんな不正をやってしまったかという点については様々な見解がありますが、排ガス規制をクリアするためにエンジンの性能を落とすのを嫌ったためと考えるのが妥当でしょう。フォルクスワーゲンというトップブランドであるがゆえのプライドがそうさせてしまったのかもしれません。
テストにおける不正とは話がそれますが、実は、ほかのメーカーにおいても有害物質の基準値をクリアしている車はほとんどありません。テストの条件では基準値をクリアしますが、実際に走行している状態だとそれを大幅に上回っている状態だといいます。ただ、そこに不正なソフトウェアが用いられていないだけなのです。
まとめ
残念ながら、フォルクスワーゲンの排ガス不正スキャンダルの影響で、マツダなどディーゼルに力を入れているほかのメーカーの株価も落ちている状況になっています。
また、かねてからディーゼルvsハイブリッドという関係がよく語られることも少なくありませんでしたが、いまの状況ではハイブリッドがやや優勢ということでしょうか。
日本の自動車メーカーはハイブリット車の開発では進んでいるので、今回の問題に関してはある意味では少し喜んでもいいのかもしれませんが、今後のVWとディーゼルエンジンの信頼回復、さらなる進化を願いたいところです。
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