スバルは2018年10月11日、クロスオーバーSUV『XV』の年次改良を発表しました。
昨年、全面改良を受けたばかりですが、新型フォレスターで初導入した新ハイブリッドシステム「e-BOXER」を搭載する『Advance』グレードを新設します。
e-BOXERの特徴や専用デザイン、内外装カラー等を詳しくご紹介します。
この記事の目次
ハイブリッド・e-BOXER搭載の『XV アドバンス』を発表
スバルは2018年9月11日、XVにe-BOXER搭載グレード「Advance(アドバンス)」を追加することを発表。特設WEBサイトを公開するとともに、同日より予約受付を開始しました。
※追記:10月11日に正式発表され、発売日は10月19日(金)に決定
スバルは1年に1度「年次改良(略称:年改)」をおこなうことで知られていますが、XVが3代目となって初めての年改でハイブリッドモデルをラインナップすることになります。
今年7月にデビューした新型フォレスターもアドバンスを設定しており、購入の約4割を占める人気っぷり。XVでも主要グレードとなるでしょう。
XVは、2016年に世代交代したインプレッサシリーズの派生車種という扱いのため、昨年のフルモデルチェンジ後「B型」からスタートしており、2018年モデルは「C型」となります。
通常C型に移行するタイミングは、内外装の変更を伴うような大幅改良を施し、「マイナーチェンジ」と発表されます。しかし、今回は昨年登場したばかりなので「年次改良」となります。
新開発ハイブリッドシステム「e-BOXER」の性能&燃費
e-BOXERは水平対向エンジンと電動モーターを組み合わせた新開発パワーユニットです。
CVTに駆動回生モーターを組み込んだ1モーター2クラッチのパラレル方式を採用。小型で高性能なモーター&バッテリーをスバル独自の4輪駆動システム「シンメトリカルAWD」と融合させています。エンジンは2.0リッター直噴NAをチョイス。
水平対向ならではの低重心を活かした走りはもちろんのこと、優れた加速フィールやブレーキの質感がe-BOXERの特徴です。ストップ&ゴーが多い市街地でも気持ちよく運転できます。
当然、燃費も向上しますが、燃費のためのハイブリッドではなく、モーターアシストをメインとするのがスバルらしいですね。
なお、1.6Lと2.0Lのガソリン車は引き続き設定されます。
エンジン | DOHC直噴+モーター(e-BOXER) |
-総排気量 | 1995cc |
-最高出力(kW[PS]/rpm) | 107(145)/6000 |
-最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 188 (19.2)/4000 |
モーター | MA1・交流同期電動機 |
-最高出力[kW(PS)] | 10(13.6) |
-最大トルク[N・m(kgf・m)] | 65(6.6) |
過給機(ターボ) | なし |
駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) |
トランスミッション | リニアトロニック |
JC08モード燃費 | 19.2km/L |
WLTCモード燃費(平均) | 15.0km/L |
使用燃料 | レギュラー |
シーンや機能に応じた専用制御
エンジン駆動をベースに、エンジンとモーターを最適に制御。街中から高速道路まで、さまざまなシーンでリニアで軽快な加速を提供してくれます。制御の状況はマルチファンクションディスプレイにわかりやすく表示します。
また、「SI-DRIVE」のスポーツモード選択時、アイサイトのクルコン作動時、「X-MODE」作動時、といった機能の使い分けに応じてモーターアシストを活用する専用制御も働きます。
すごい時代になったものです…。
【画像で比較】新型XV・アドバンスは見た目も違う!
アドバンス専用デザインを採用。ガソリン車と違いがあります。
- LEDハイ&ロービームランプ(光輝プロジェクターリング)
- LEDフロントフォグランプ&フォグランプカバー(シルバー金属調)
- ヘキサゴングリル(クロムメッキ+シルバー金属調)
- フロントスキッドプレート(シルバー塗装)
- サイドクラッディング(シルバー塗装)
- ルーフスポイラー(ピアノブラック調)
シルバー加飾を随所に取り入れることで、ハイブリッドらしいエコな走りを予感させます。
ちなみにガソリン車はブラック基調。結構印象が変わります。
▼[参考]現行ガソリン車
カラーラインナップ
全10色をラインナップ。
瑞々しく透明感のあるブルーを表現したボディカラー「ラグーンブルー・パール」を新たに採用しました。

ラグーンブルー・パール[Advance専用(ブルー内装)]

クリスタルホワイト・パール(有料色)

アイスシルバー・メタリック

ダークグレー・メタリック

クリスタルブラック・シリカ

ピュアレッド

ダークブルー・パール

クォーツブルー・パール

サンシャインオレンジ

クールグレーカーキ
アドバンスの専用内装
▼ブルー内装(Advance専用)

トリコット+合皮(ブルーステッチ)
▼ブラック内装(2.0i-S EyeSight&Advance)

トリコット+合皮(オレンジステッチ)
▼シートについて
▼ガソリン車(2.0i-S EyeSight)から追加・変更される主な装備
- マルチインフォメーションディスプレイ付メーター(Advance用)
- インパネ加飾パネル(マットブルー金属調 or ダークシルバー金属調)
なお、ガソリン車は内外装ともに現状維持となる見込み。
アドバンスのサイズ・重量・定員
全長×全幅×全高 | 4465×1800×1575mm |
室内長×室内幅×室内高 | 2085×1520×1200mm |
ホイールベース | 2670mm |
トレッド 前/後 | 1555/1565mm |
最低地上高 | 200mm |
車両重量 | 1550kg |
乗車定員 | 5人 |
アイサイト・ツーリングアシストを装備
XVは運転支援システム「アイサイトVer.3」を搭載しています。
今回の改良で「アイサイト・ツーリングアシスト」が新たに加わる見込みです※
残念ながらツーリングアシストは搭載されず。フォレスター等の上位車種のみ装備となります。今回の安全装備の改良点は
- 後退時自動ブレーキシステムを標準装備
- アイサイトセイフティプラス(視角拡張)にサイドビューモニター機能を追加
の2点(一部グレードを除く)となっています。

出典:subaru.jp
2008年に登場したアイサイトは、高精度ステレオカメラによって前方の状況を認識し、
- プリクラッシュブレーキ
- 全車速追従機能付クルーズコントロール
- アクティブレーンキープ
- 誤発進抑制機能
等の機能によって安全なドライブを支援するシステムです。
そして、改良を重ねてきたアイサイトがいよいよVer.4に突入か!という見方もあったなか、Ver.3の延長線上にある新機能としてツーリングアシスト(Ver.3.5)を追加します。
2017年にマイナーチェンジした「レヴォーグ」と「WRX S4」が初搭載しています。
ツーリングアシストは今までと何が違うの?
ツーリングアシストが無い「Ver.3」との違いは何なのでしょうか。
まずは、0km/h〜約100km/hの車速域で先行車に追従走行可能だった「全車速追従機能付クルーズコントロール(ACC)」の動作範囲が0km/h~約120km/hに拡大。高速道路の制限速度引き上げに対応した動きです。ちなみに、実際は130km/hを少し超える速度で走行していても追従機能が働く場合もあるとのこと。
そして、最も進化したのがステアリング制御機能です。これまでは、ACCを使って60km/h以上で走行しているときに、車線を認識することで、車線内中央付近を維持したり車線からはみ出しそうになったらハンドル操作をアシストするだけでした。一方のツーリングアシストは、0km/h~約120km/hの幅広い車速域に対応。さらに、車線と先行車の両方を検知することで、高速巡航時だけでなく、渋滞や混雑時までステアリング制御が可能になりました。
ともに0km/h~約120km/hに対応した[ACC機能]と[ステアリング制御]の組み合わせが、アイサイト・ツーリングアシストというわけです。
低速域でのステアリング制御も可能になったことから、一般道でもその効果を発揮してくれます。当然、信号や歩行者等には注意を払わないといけませんが。
また、後退時自動ブレーキシステム等も追加されます。
アメリカではPHVモデルが登場。いずれは日本にも?
アメリカではXVにPHV(プラグインハイブリッド)を搭載したモデルが登場します。
『クロストレック』という名前で2018年内にデビューする見通し。スバル初の市販PHV車だそうです。
ところでXVは、新プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバル グローバル プラットフォーム)」を採用しています。
高剛性かつ軽量という特性を活かし、走行性能や安全性が飛躍的に引き上げられています。
また、ガソリンエンジンだけでなく、PHV、電気自動車(EV)といった、次世代を支える多様なパワーユニットを搭載可能な設計となっているんです。先を見越してますね〜。
日本でも数年後PHVが投入されるかもしれません!
アドバンスの主なメーカーオプション
- アイサイトセイフティプラス(運転支援)
[スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)/ハイビームアシスト] - アイサイトセイフティプラス(視界拡張)
[サイドビューモニター] - キーレスアクセス&プッシュスタート
- 本革巻ステアリングホイール&セレクトバー
- クリアビューパック
- UVカット機能付プライバシィガラス
- 本革シート[ネイビー/ライトグレー(ブルーステッチ)]
- 運転席&助手席8WAYパワーシート
- ローマウントタイプルーフレール(ブラック塗装)
新型XVのグレード&価格
Advanceは、2.0i-S EyeSightよりも約13万円高い設定。
グレード | 価格 |
1.6i EyeSight | 213万円 |
1.6i-L EyeSight | 224万円 |
2.0i-L eyeSight | 248万円 |
2.0i-S EyeSight | 267万円 |
(新)Advance | 282万円 |
★兄貴分のインプレッサも少し遅れてマイナーチェンジ!
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